伏兵・高橋和彦 全日本柔道を制す

高橋初優勝、世界代表に=穴井は連覇逃す-全日本柔道(時事通信) - goo ニュース  

 今日 日本武道館で行われた全日本柔道選手権で高橋和彦が決勝で熊本
出身・大牟田&国士舘OBで同級生の立山広喜に優勢勝ちして2度目の出場
で初優勝を飾った。

  高橋は準々決勝で鈴木桂治に2-1の旗判定で勝つと準決勝で連覇を狙う穴井隆将に3-0の旗判定で勝ち、決勝でも立山に優勢勝ちしての優勝と
なるし井上康生や鈴木・石井慧・穴井と100㌔級選手ばかりが制していた
全日本のタイトルを久しぶりに100㌔超級の選手が取った形になる。

 大会前の予想は連覇を狙う穴井を中心に復活を期する鈴木や悲願の初
優勝を狙う棟田らが中心の優勝争いだったものの、9月に行われる世界選手権の100㌔超級と無差別級の代表選考会を兼ねていたので100 ㌔超級の
新星が出てこないとフランスのリネールら強豪相手に鈴木や棟田では厳しい
のではと思っていた。

  優勝した高橋は昨年12月に行われたグランドスラムで鈴木に勝って優勝
しているのだが、大会前の予想は準々決勝で鈴木と準決勝で穴井との対戦
になっていたため厳しいだろうと思ってはいた。

  鈴木に勝ったときは‘相性がいいのか’と思っていたが、穴井戦は先に
教育的指導を取られながら穴井に指導が出たので逆転勝ちという形だった
し決勝でも先にポイントではリードされながら有効を奪って逆転勝ちに結び
付けるなど粘りもある。

  優勝した高橋だが今日のような試合ぶりでは9月の世界選手権はメダルを取るのがやっとだろうと思う。
 それは優勝インタビューで‘今のままでは通じない’と言っていたので
分かっているだろうが、これをいいキッカケに力を伸ばして欲しいもの。

 最近の柔道はスピードがモノをいうようになっていて世界はおろか、国内
でも全日本選手権での100㌔超級の優勝者は篠原信一以来というのが全
てを物語っている。

 だから高橋や準優勝の立山らにはスピードに対応できる事を期待したい
ものだ。 

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