カタルシスなきジャイアンツのセ・リーグ連覇


gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/sponichi/sports/sponichi-spngoo-20201030-0262

 昨日東京ドームで行われたジャイアンツースワローズ戦で延長10回
の末に3-3で引き分け、ドラゴンズがカープに敗れタイガースもベイ
スターズと引き分けたため2年連続の優勝が決まった。

 マジック1で迎えたスワローズ戦だが2回にHRを打たれて先制される
ものの3回に岡本和真の2ランで逆転し1点づつ取り合った8回に2アウト
から投入した
クローザーのルビー・デラロサが、アルシデス・エスコ
バーに打たれて追い付かれ9回のノーアウト1・2塁のサヨナラのチャン
スを作るが後続を断たれて無得点。

 それでも10回にチアゴ・ビエイラがピンチを凌ぎ負けがなくなった
一方、ドラゴンズの敗戦とタイガースの引き分けが決まったため優勝
が決まったのだった。

 思えばマジックが出たのはパ・リーグを制したホークスよりも先で
早々と優勝を決めると
思われたのだが、最近は手こずり横浜での3連
敗など5連敗を喫するものの2位のドラゴンズがタイガースに負ける
など2位チームの失速でマジックが減って行き昨日引き分けでの優勝
を決めたのだ。

 ただ正直言って最後のスパートが効かず大きくペースダウンした
一方、他球団の潰し合いもあって何とかゴールしたという感が強く
何ともカタルシスなきリーグ優勝だった。

 というのもエースの菅野智之が13連勝したり4番の岡本和真が
打点王&ホームラン王争いをするなどが目立ったものの、原辰徳
監督のやりくりで勝ち星を積み重ねた形での独走だった感が強い。

 本来なら強いとされるチームは終盤になると一気に加速し最後は
2位チームを突き放してゴールになだれ込むわけで、パ・リーグを
制したホークスのようにマジックが出てから一気に減らしての優勝
決定というのが典型的な例だ。

 ところが前日までの横浜では‘優勝したくないのか’と言いたくなる
ような戦いぶりで5連敗していたし、優勝を決めた昨日など最下位の
スワローズ相手に先制され一旦逆転したものの追加点を奪えないた
め追い付かれる。

 それでも勝ち越して本来なら逃げ切れるはずが8回に追い付かれ
9回にノーアウト1・2塁と攻め立てるが、バント失敗の後に坂本勇
人は凡退し岡本は内野安打で満塁にするものの5番の丸佳浩も三振
でチャンスを逃す。

 本来マジック1で優勝を目前にしたチームがホームならば先制し
一気に突き放すし、接戦の場合でもリードは許さずに9回にあった
サヨナラのチャンスに一本出てサヨナラで優勝を決めるというのが
定番なのだが あと一本出ずにこういった形で引き分け2位チームの
引き分けなどの末に何とか優勝というのはカタルシスがない。

 この失速が日本シリーズに向けての谷間なのか、このまま沈みっ
放しなのかは11月20日からの日本シリーズで分かるだろう。

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