2013夏の甲子園：第10日

明徳義塾、鳴門が８強＝日大山形と花巻東も―高校野球(時事通信) - goo ニュース

　今日の注目は第1試合と第2試合。

　第1試合は済美の安楽が復調しているか？花巻東はファウルで粘ったりバント
の構えで揺さぶるなど決して相性はよさそうではない。

　第2試合は前年ベスト4で対戦したカードで、この時は大阪桐蔭が快勝している。

　第3試合は鳴門の坂東を菊川打線が攻略できるか。

　第4試合は日大三に勝って勢いに乗る日大山形を作新の2枚看板が止める事が
できるか。

　第1試合：済美 6⑩7 花巻東

　1回に花巻は1アウトから3連打で安楽を攻め5番の死球押し出しと6番の犠牲
フライで2点を先行すると、3回には死球で出た3番を4番の2ベースで返し3－0と
試合を優位に運ぶ。

　4回にようやく2アウトからの短長打でチャンスを掴んだ済美は7回に2番手の
中里を攻め1アウトから内野安打で出塁した7番が暴投で3塁に進み8番のタイム
リーで1点返すと、8回には1番のヒットと2塁ゴロエラーでノーアウト1・3塁とし3番
手の細川から3番がタイムリーで1点差にし4番が併殺で2アウト3塁から5番の
タイムリーで遂に追いつく。

　追いつかれた花巻は10回に2番&3番の短長打と敬遠で満塁と攻め1アウト後
6番のタイムリーと7番の犠牲フライに8番の3ベースで一挙に4点を挙げて突き
放すが、済美もその裏にヒットと四球で1・2塁から4番の3ランで1点差に追い
上げる。

　更に5番がレフト線へ2ベースを放つが6番のバント失敗で三封されると7番が
併殺打で試合終了。

　勝ち越した10回にノーアウト1塁から強攻させてチャンスを広げた花巻に対し、
済美は当たっている7番に守備固めを使ったにも拘わらず同じく当たっている
6番にバントをさせて失敗したのが流れを切った形だ。

　第2試合：明徳義塾 5－1 大阪桐蔭

　1回に桐蔭は1番のランニングHRで先制すると3番がヒットで出塁するが盗塁
失敗後に4番の2ベースが出て1点止まり。

　その裏に3人で終わった明徳は2回に4番が死球で出塁すると5番のヒットと
バントで1アウト2・3塁からキャッチャーの3塁への牽制悪送球で追い付くと、
2アウト後8番が四球でつなぎ9番の3ベースで逆転する。

　更に3回には2つの四死球でチャンスを作ると5番の2ベースで2点を追加するが、
以降は葛川・網本・高西とつなぐ桐蔭のリレーに追加点を挙げられず。

　一方の岸は4回にノーアウト1塁から2アウト1・2塁になった後は連打を許さず
1点に抑え昨年のリベンジを果たすと共に、桐蔭の夏連覇を阻んだのだった。

　1回に先頭打者がランニングHRを放ち、3番がヒットで出塁した時には桐蔭
打線の爆発か？と思われたが盗塁失敗で流れを止め、2回の1アウト2・3塁で
スクイズを警戒した3塁牽制が逸れて追いつかれ流れを明徳に渡してしまった。

　第3試合：鳴門 17－1 常葉菊川

　1回に鳴門は1アウトから2つのエラーでチャンスを掴み2アウト後3連打で一挙に
3点を先行すると、4回には7番がヒットで出塁しバントと四球にヒットで満塁から
2番のレフトへの打球が思ったより伸びて頭を越される2ベースで追加点を挙げ
ると更に3連打で一挙に5点を挙げ勝負を決めた。

　菊川は5回まで坂東にノーヒットだったが6回にようやく1アウトから初ヒットが
出ると、7回に3連打でようやく1点を返すが既に0－12だったので焼け石に水
だった。

　菊川は頼みの守備が1回に1アウトから連続エラーが出て投手がリズムに乗れず、
一気にペースを鳴門に握られてしまった形だ。

　第4試合：作新学院 2－5 日大山形

　1回に作新が2番と4番の2ベースで先制すると山形は その裏に1番と3番の
ヒットでチャンスを掴み2アウト後5番以下の3連打で3点を挙げて逆転すると
7回まで毎回のようにランナーを出しながら追加点を挙げられず。

　作新も5回を除いて毎回ランナーを出しながら得点できなかったが、6回に3番が
ヒットで出塁し4番が併殺に倒れたものの5番のHRで1点差に追い上げる。

　迎えた8回に6番&8番の短長打で山形が1点を追加すると更に1番の2ベース
で5点目を挙げて逃げ切った。

　作新は初戦で荒れていた庄司を思ったより打てず、先発の渡辺が立ち上がりから
山形打線に掴まり2番手の朝山を早めに出さざるを得なかったため8回に力尽きた
形だ。