侍ジャパン、今は‘絶対に負けられない戦い’ではない

侍ジャパン メキシコにまさかの逆転負け 4番中田攻守に不発

 昨日から来年3月のWBCに向けた日本代表の強化試合がメキシ
コとオランダ相手に始まった。

 昨日はメキシコ相手に先発の武田翔太や2番手の千賀滉大に横浜
の山崎康晃らが失点し、打線も5安打に封じられてつながりを欠き
メキシコが繰り出す9人の投手に翻弄された形でまさに完敗だった。

 予想通りスポーツ紙を含めたマスコミが悲観的な不安説を垂れ流
し始めたのだが、正直言って今回の4連戦は4連勝というのは期待
してないだけに凄く違和感がある報道だ。

 第1回から2大会連続優勝しているWBCではあるが前回の優勝
から既に8年もの月日が経っているので当然ながら選手も世代交代
する時期になっているし、活動期間が限られる代表チームの強化試
合では若手の新戦力を発掘する場という位置付けが特に秋の場合は
必要になる。

 昨日のメキシコ戦で露呈したのが先述したように千賀や山崎らの
初参加組の投手がWBC球に適応できなかった事で、いくらブルペ
ンで慣れたつもりでも実戦になると全く違うものではないか。

 重要なのは千賀や山崎らに もう1度登板チャンスを与えて公式
球へのアジャスト度を計る事ではないかと思うし、投手でいえば公
式球にアジャストできなければ選出しないという措置も必要だから
強化試合は選考試合という位置付けにもなる。

 また打線は鈴木誠也ら一部の選手を除けば来年3月にレギュラー
として出場する選手で固めたわけだが、彼らはある意味かつての日
米野球で来日したMLBチームのようなコンディションだから多く
を望んではいけないし今頃から好調な方が本番であるWBCはむし
ろ不安になる。

 勝負事だから全ての試合に勝つというのは厳しいわけだから強化
試合まで‘絶対に負けられない戦い’ではないというのを忘れては
いけないし、マスコミも そういった事情をわきまえて報道するべき
ではないだろうか。

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