2017夏の甲子園 第7日

済美・亀岡2発&八塚快投で4年ぶり16強

 参加49校全てが揃う大会7日目の注目カードは第4試合の済美
-津田学園戦で共に初戦を打ち勝った形だが、済美が八塚が完投
したのに対し津田は継投で勝っているので藤枝明誠・久保田を攻
め落としたような形で八塚を崩せるか。

 第1試合は予選の ほぼフルイニングを1人で投げた京都成章・
北山に対し、春の九州王者・神村学園打線がどこまで捕える事が
できるか。

 第2試合は早実を下して乗り込んだ東海大菅生に高岡商が挑む
形になるのだが、菅生の松本を高岡商打線がどこまで打ち込める
かといのがカギになるだろう。

 第3試合は49番目で待たされた青森山田に対し初戦を逆転サヨナ
ラで勝ち上がり勢いに乗る彦根東の対戦で、地力は青森山田だが
彦根の勢いがどこまで通じるか。

 第1試合:京都成章 2-3 神村学園

 2回のノーアウト1塁を潰した成章だったが3回に9番以下3つの
四死球で2アウト満塁から5番の3塁前へのボテボテのゴロが内野
安打となり先制すると、4回まで毎回ランナーを出しながら無得
点だった神村も6回に1アウト後3番&4番が死球&ヒットで1・3塁
となり2アウト後6番のライトオーバーの3ベースで逆転する。

 逆転された成章は7回に1アウトから四球で出塁した1番が2番の
ライトオーバーでホームを突いてタッチアウトになると、8回には
2アウトから四球とヒットで1・2塁とし8番のところでカウント3
-1か投手が青柳から中里にスイッチされ投ライナーで無得点。

 しかし9回2アウトから3番のHRで成章が追い付くと、神村はその
裏に6番がヒットで出塁しバント野選でノーアウト1・2塁からバン
トで2・3塁とし9番の3ゴロでホームに突入したランナーの背中に
バックホームの送球が当たりサヨナラ勝ち。

 試合展開が二転三転する好ゲームだったが結果的に神村が再三
ランナーを出しながら踏ん張ったおかげで成章は12残塁を数えて
いるわけで、北山の出来からすれば2~3点リードを許すと神村は
厳しかったので青柳~中里の両投手が踏ん張って勝ち運を呼び込
んだ形だ。

 第2試合:高岡商 1-11 東海大菅生
 
 2回に菅生が6番のHRで先制すると高岡もその裏に2アウトから
2つの四球でチャンスを広げ9番のタイムリーで一旦追い付く。

 その後5回まで両校とも打線が沈黙するのだが6回に菅生は先頭
の2番が3ベースで出塁すると3番の犠牲フライで勝ち越し、以降は
毎回得点を積み上げ⒒-1で快勝。

 5回までHR以外は1安打に抑えて踏ん張っていた高岡も6回以降は
力尽きた形で、勝負どころの7回&8回に得点した菅生と三者凡退に
終わった高岡と明暗が分かれた。

 第3試合:青森山田 6-2 彦根東
 
 2回まで先発の原に抑えられていた青森打線は3回に1番&3番の
長短打で先制すると4回には7番の2ラン後、2アウトから2つの四
死球に2番&3番の連打で更に2点を加え5-0とする。

 5回にも7番が2本目のHRで差を6点に広げた青森に対し彦根も
2回以降は5回を除き毎回ランナーを出すのだが、斎藤に要所を締
められ迎えた8回に1アウトから2番&3番の連打でチャンスを作ると
5番のタイムリーで1点返し8回にはPHのHRで2点目を挙げたものの
そこまでだった。

 強打を誇る青森打線に対しビッグイニングは避けたいところだが
4回に2ランを打たれた後に、2アウトから2つの四死球を足場に2点
を失ったのが全てだろう。

 両校の地力の差は否めないが最後はポテンシャルの違いを青森が
見せつけた第2試合だった。

 第4試合:済美 7-1 津田学園

 1回に1アウトから2つの四球と内野ゴロで先制した済美は4回には3番
のHRで2点目を挙げている。

 迎えた7回に済美は2アウトから8番が四球で出塁すると9番以下の
3連打で待望の3点目を挙げると、更に3番が2本目となる2ランで一挙
5点を挙げて津田を突き放した。

 津田も7回まで1安打に抑えられ9回に2番のヒットからチャンスを
掴み2つの死球で、1アウト満塁から6番の犠牲フライで1点返すのが
やっとだった。

 長打力の差が明暗を分けた形だろう。
 

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 花火は盆の楽... 意外に見られ... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。