ゴジラVSモスラを見てから30年

 今から30年前の今日92年12月21日に福岡市内でゴジラVSモスラ
を見たのだが、あまりにもゴジラが無敵過ぎて驚いたものだった。

 前年ゴジラVsキングギドラを見た時に‘次回ゴジラVSモスラ’の
予告が出ていたので1年後を楽しみにしていたのだが、ゴジラとキ
ングギドラが1対1で初めて戦うVSキングギドラに対しモスラ対ゴ
ジラという名作の平成版だからどんな感じで作るのか大いに興味が
あった。

 映画館に到着するとエンドロールの最中に出て来るお客さんが
いるので中からエンディングが聞こえてくるのだが、やはりという
べきか聖なる泉が流れていたので期待できると思っていた。

 昭和版と違うのは何と言っておバトラという黒いモスラが登場し
てゴジラ相手に共闘するしモスラ成虫が先に登場して戦い、その後
に卵から2体の幼虫が生まれてゴジラを挟撃して倒すのに対し今回
は幼虫から成虫になるパターン。

 そして幼虫からさなぎになる時に東京タワーに取り付いていた
のに対し、今回は国会議事堂で昭和版モスラのシナリオが実現した
わけだ。

 ただ何より驚いたのはフィリピン沖海底火山噴火で巻き込まれた
ゴジラが何と地底のマグマを泳いで日本に到達するという設定には、
唖然とした一方でメーサー殺獣光線車ならぬメーサー攻撃機が登場
しメーサー車テーマがしっかりアレンジ版ではあるものの使用され
ていたのには驚いたし嬉しかったのを覚えている。

 当然モスラ対ゴジラで使用されたモスラの歌だけでなく聖なる泉
やマハラ・モスラまでしっかり使用されており、前作VSキングギド
ラでキングギドラと航空自衛隊の攻防でラドン追撃せよが流れてい
たのに続き素晴らしいと思ったのだ。

 キャスティングも後のウルトラマンネクストこと真木舜一の別所
哲也が主役で昭和版モスラ対ゴジラの宝田明だけでなく、ウルトラ
マンのムラマツキャップ=小林昭二にウルトラマン=ハヤタの黒部
進やウルトラマンタロウ=東光太郎の篠田三郎まで出演していると
いう豪華版。

 結末など何から何まで納得のいく作品で、平成以降制作のゴジラ
作品の動員数トップに立っていたのが分かる内容だった。

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