井岡一翔がモハメド・アリ魂を継承するのなら

井岡、アリ魂継承誓った!アリ・シャッフル「見せたい」/BOX

 7月20日に大阪で3度目の防衛戦を行うWBA:フライ級王者の
井岡一翔が、先日逝去したモハメド・アリの魂を受け継ぐと語って
いた記事がスポーツ紙に載っていた。
 
 前回の防衛戦でアリシャッフルを見せるなどアリを意識している
かのように思える井岡だが最近の井岡の試合ぶりを見ていると、晩
年のアリを髣髴させるようなダルな試合が目立つ。

 アリが評価されたのは宿敵ジョー・フレイジャーとの3連戦を筆
頭にジョージ・フォアマンやケン・ノートンらの強敵と凌ぎを削る
名勝負を繰り広げていた事なのだが、最近の井岡の対戦相手を見る
と勝ちを計算できそうな相手を選んでいる感が拭えず今度の防衛戦
の相手も7位のキービン・ララ。

 とりあえずWBCラテンアメリカ王者ではあるものの、ネームバ
リューは今ひとつでWBC王者のローマン・ゴンサレスは言うまでも
なくWBAスーパー王者のファン・フランシスコ・エストラーダとの
統一戦の声も出てこない。

 たしかに‘息抜き’ともいえる試合も入れないといけないだろうが、
前回の防衛戦から半年以上開けて迎える相手なのかと言いたくなる
マッチメイクだ。

 WBO:Sフライ級王者の井上尚弥がタイトル獲得以来1位のワリー
ト・パレナスやデビット・カルモナと立て続けに指名試合をこなして
いる姿とはあまりにも対照的だし、拳を痛めながらポイント的に圧勝
しながら‘倒せなかった'と批判されるのと比べると井岡を取り巻く
環境があまりにも緩いのが分かる。

 7月の防衛戦をクリアしたら次は大晦日興行での防衛戦になるだろう
から大したケガもしてないのに年に2試合は少な過ぎだし、大晦日の
相手がキャリアで唯一の1敗を喫して先日タイトルを失ったアムナット
・ルエンロンあたりとの防衛戦になるような気がする。

 つまり年に2試合ペースなら強敵と対戦するべきだし、そろそろ強豪
王者相手の統一戦をやらないと本人が語る‘伝説の王者’はおろかアリの
魂を受け継ぐのも口だけの王者になりかねないと思うので放送する赤坂
TVもマッチメイクにしっかりとチェックを入れないといけないのだが・・・

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