電人ザボーガーが始まって50年

　今から50年前の74年4月6日19：00から鉄人タイガーセブンに変
わって始まったのが電人ザボーガーで、大門勇博士が開発した新エ
ネルギー＝ダイモニウムを狙う犯罪組織Σ団から守るために息子の
豊と父が秘かに開発したパートナーロボット・ザボーガーが戦うと
いう展開。

　大門豊は少年期に父によって埋め込まれていた特殊なペースメー
カーから発する‘怒りの電流’で、オートバイのマシーンザボーガー
からロボットの電人ザボーガーとなる設定は凄い発想だ。

　ピープロ作品といえば風雲ライオン丸から鉄人タイガーセブンと
シリアスな作品が続いていただけに、ザボーガーは単純明快な展開
が多く人気はあった。

　ところが放送時間が2クール目にたる26話までは土曜19：00から
の‘ピープロアワー’だったのが、3クール目の27話から39話まで金曜
19：00からに変更され4クール目の40話から日曜11：00からという
当時としては異例の時間帯になっていたのだから驚いた。

　さらに39話は74年12月27日に終わっているのだが40話は翌年4月
6日に始まるという3カ月ものインターバル明けで、新しいシリーズ
になるなどコチラも異例だ。

　ピープロ作品といえば宇宙猿人ゴリ～宇宙猿人ゴリ対スペクトル
マン~スペクトルマンと2度も番組タイトルが変わった作品があった
し、58話～59話の間に9話&10話のネズバードン編が組み込まれたり
と何でもアリ的な雰囲気だったがそういう意味でザボーガーもピー
プロらしい作品だった事になる。