ワインの苦い思い出

 前日の続きネタで一つ。 23年前の7月30日に友人宅で
‘サンダ対ガイラ’のビデオを借りて見たという記事をアップ
したが、この日には苦い思い出がある。

 それは冷えたワインは危ない!

 23年前は私が20歳の時で、ロス五輪が始まったので修行して
いる福岡から小倉の友人が入っている会社の寮に遊びに行った
のだ。
 寮の自販機でビールを買い、それをグビグビ2人で飲みながら
オリンピックの男子バレーの日本対中国戦を観戦し、3-0の勝利で
祝杯に変ったりした。
 その後サンダ対ガイラを見ていると友人が‘ビールもいいけど
ワインどうや?家から貰ってきたけど俺あんまり好きじゃないけん
飲まんか?’と言う。
 当時ジャイアンツの江川卓が‘ワインはアルコールの中ではアル
カリ性だから体にいい’という事でよく飲んでいた。
 友人の親がワインを与えたのも、そういう理由だったようだ。
  部屋の冷蔵庫を開けると、1本しっかり冷えていて美味しそう。
 

1杯飲んで‘こりゃ美味い!’

  ‘それなら全部飲んでいいぞ、ドンドン飲め’

 ‘オオッ、ありがとう’

  こうして私は調子に乗って10分程で全部飲み干してしまった。
 そうしているうちに17:00になる。
 友人の車で夕食を食べに行き、そのまま高速バスで福岡に帰るのだ。
  当時郊外に回転寿司の安くて美味い店があったので、そこでの
夕食になっていたのだ。
 ところが店に着いた頃になって頭はズキズキするし気分が悪い。
 当然のように寿司も通常は最低20皿を食べるのだが、

今回は10 皿でギブアップ。

 ‘どうしたんや、オマエ珍しいのぉ’と友人は言う。
 結局帰りのバスで熟睡して帰宅した頃に、ようやく気分の悪さが
収まった。
 どうやらワインで悪酔いしたようだった。
 ところが後日、その友人から意外な話を聞いた。


‘実はあの時カネに余裕がなかったので、割りカンで精算したらかなり
高くつくので考えたのがワイン悪酔い作戦だった。
 親から貰ったワインを飲ませて悪酔いさせたら、寿司もあまり食べん
やろうと思った’

  と白状したのだ。
 それならそうと言えば‘それなりにしっかり多めに払うのに’ とは
思ったが、ある意味苦肉の浅はかなアイデアに怒る気にもならなかった。
 ただ

‘ワインを飲みすぎると悪酔いする’

という話を身をもって体験できたわけだ。

貴重な経験だった。

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