ハリル日本 岡崎だ香川だ7発大勝 本田出番なしもブルガリア撃破
ヴァイド・ハリルホジッチ監督率いるサッカー日本代表は一昨日
豊田スタジアムでブルガリアとキリン杯準決勝を戦い、7-2で
大勝し7日の決勝に進みボスニア・ヘルツェコビナと対戦する。
開始4分に岡崎慎司のヘッドで先制すると香川真司の2発や吉田
麻也のゴールで前半だけで4点を上げると、後半にも香川と交代で
入った宇佐美貴史のゴールなど3点を上げて7-2と本田圭佑抜き
で快勝だった事からメディアは大絶賛の嵐だ。
初めて香川と清武弘嗣を組ませたり勝った事がなかったブルガ
リアに大勝したのは嬉しいが、個人的には何か釈然としないものが
あるのも確か。
というのも世界的なサッカーカレンダーは今日からアメリカでは
南米選手権が始まるだけでなく、来週からはフランスでヨーロッパ
選手権=EURO2016が始まるなど世界の強豪達がガチで戦う大会に
臨むのに対し今回のキリン杯に出場したチームは当然ながらEURO
の予選落ちしたチーム。
当然ながら格落ち感は否めないし敵地での試合ならまだしも日本
での試合ではコンディションやモチベーション的にも疑問符が残る
わけで、94年のキリン杯でエリック・カントナや98年W杯優勝
メンバーを擁して来日し5-1と日本を蹂躙してくれたフランスの
ような感じではなかった。
思い出すのが00年モロッコで行われたハッサン2世国王杯で結果
的に1週間後に開幕するEUROで優勝するフランスの調整試合の
相手という形で戦ったのだが、こういう試合を先日 韓国がオースト
リアでスペイン相手に戦って1-6で大敗している。
とりあえずキリン杯は今回からハッサン2世国王杯のようにトーナ
メント方式に変更されたので以前よりは親善試合モードが弱まるわけ
だが、南米選手権に出場できないのなら せめて韓国のようにEURO
出場チームとヨーロッパで戦う方が強化になるのではと思うのだ。