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草むしりしながら

読書・料理・野菜つくりなど日々の想いをしたためます

シニア割引

2024-01-15 11:09:03 | 日記

シニア割引

 いつも行くスーパーには月に一度、お買い上げ金額から10%引きになるクーポンがあります。ただし60歳以上限定で、申し込めばシニアクーポンパスカードというものを貰え、毎月一人につき一度だけ利用がきます。

 今月は13日から17日までの期間でしたので、早速夫婦で行ってまいりました。嬉しいことにクーポンはシニア一人につき一枚もらえます。私たち夫婦はどちらもシニアなので、二人で二枚もらっております。つまり期間中二度10%引きの買い物ができるのです。

 こんなチャンス逃す手はありません。昨日と一昨日はエコバックをいつもより多めに用意して、喜々として出かけました。初日は主に調味料などを買いました。

 でもその前にまずは調味料と冷凍庫の中のチェック。調味料などはこの時に買うようにしています。でもまだあるのに買ったりしますからね。今回はみりんが二本、醤油、ケチャップ、マヨネーズ、ドレッシングがまだ残っていました。

 それでも味噌や油、調理酒やソースなどで、かごの中はすぐにいっぱいになりました。食費と言うとどうしても食材料の値段ばかり気になりますが、こういう調味料の値段も馬鹿にならないですね。まずは在庫のチェックを入念に……。

 ただ今回そのチェックが入念すぎたせいか、いつもは九時の開店に合わせていくのに、今回は10時過ぎになってしまいました。そのせいか店内は買い物客でごった返していました。そのほとんどがシニアでした。

 月の一度の得点を利用しているのは、我が家だけではなかったのですね。

 またかなり高齢な女性と若い家族連れが一緒に来ていました。以前まだシニア割引のことを知らない頃には、ここに来る若い人たちお年寄りを買いものに連れてきてあげるのだと、感心しておりました。

 ただよく見ると支払いを高齢者が若い人の分もしているので、ちょっと引きました。あれはシニア割引というからくりがあったのですね。それでも若い人の役に立てばお年寄りも嬉しいのではないでしょうか……。

 以前私は、地域のお年寄りのサロン活動のお世話をしていたことがあります。地域の公民館で月に二度集まり、みんなで料理をしたり茶話会をしたりしていました。その時社協から補助金として一人につき一回五百円の補助が出て、サロン自体にも年間一万円の補助が出ました。

 そこでみんなで話し合ってその一万の補助金を、公民館に寄付することにしました。当時高齢化が進み地区での公民館の維持に窮していたので、地区民には大変感謝されました。

 毎年地区総会では「サロンより一万円の寄付」と発表され、サロン活動を地区全体で応援してくました。それが嬉しかったのでしょう。

「自分たちは何もできないがサロンを活動をすることによって、地区の役にたっている」と、がぜん高齢者の皆さんがやる気になったことがあります。

 何もしないで家で取り残されるより、何かで人の役にとりわけ家族の役に立つことが、高齢者には嬉しいのではないでしょうか。シニア割引、これからも続けてもらいたいものですね。

 我が家でもこの得点、大いに活用させてもらっています。夫は差し入れと称して果物や肉、魚を買って娘たちに届けにいきます。一方私の方は、安くなった食材で何か作って一緒に持っていきます。今月はブリ大根とエビフライを長女に、次女には翌日餃子とポテサラを差し入れました。

 夫の差し入れに比べれば気持ち程度のものですが、届いてすぐに食べられるので少しは役に立つのではないのでしょうか。


今年の抱負

2024-01-11 10:06:05 | 日記

今年の抱負

「あなたの大切なものを一つくれたら、あなたの命を一日延ばしてあげましょう」

 天使だか悪魔だかにそんなことを言われたら、あなたならどうしますか。三日前の明け方ふいにそんな考えが頭に浮かんできて、私は目を覚ましました。

 大切なものって何だろうか。意識はしっかり目覚めているのに体のほうは眠ったままの状態で、私は蒲団の中で考えました。

 書画骨董の類?不動産?お金?洋服、靴、バック?そんなに持ってないな。家族?それは持っているけどあげられない。第一そこまでして生きていたくもないし。って、昔の私だったら言うでしょうね。

 ところが最近の私は少し違ってきました。もちろんピンピンコロリが理想ではありますが、ピンピンの時期をできれば長く、コロリはできるだけ先に延ばしたいと思うようになりました。

 誰だってそうだよと言われそうですね。でも我が家というか父方の親戚一同、ピンピンコロリの筋なのです。その上コロリの時期がものすごく早く来て、遅い人でも70代早い人だと50代、中には40代の人もいます。そして我が家的には私も、いつコロリと逝ってもおかしくない年代に達しているのです。

 ところが改めてその年代に達してみて、これではあまりにも短い生涯だと思うようになったのです。あと10年か20年はピンピンの状態で生きていたなどと思うようになりました。できれば六人いる孫たちが高校生くらいになるまで、見届けたいですね。

 その時天使か悪魔かが出てきて「あなたの大切なもの一つと、あなたの寿命一日を交換してあげると」言われれば、やはり交換しようとするでしょね。

 ところが大切なものなんてそんなにありません。そこで私は考えました。大切なものはないが子供の頃の楽しかった思い出ならたくさんあると。それと交換できないか、その天使だか悪魔だかに談判してみようと思っています。

 でもいくらたくさんある楽しい思い出も、果たして何日続くことやら?でも大丈夫です。忘れたはずの思い出は頭の中どこかに残っているはずです。棉埃をかぶって転がっているはずだからです。

 ほんの少しの記憶を頼りに「うーん」とうなってしばらく考えると、意外と思い出せるものです。祖父の思い出など今までまったくなかったのですが、この頃やたらと増えてきました。

 来るべき時のために、今のうちに思い出せるだけ思い出して、記録しておこうと思います。それから来るべき時をなるたけ先延ばしにするように、まずは健康第一を心掛けます。

 遅くなりましたが、これが私の今年の抱負です。


蛍の光

2024-01-10 11:28:30 | 日記

蛍の光

 仕事の関係で昨年から関西で暮らすようになった息子から、蛍の季節を尋ね慣れました。海外赴任の話もあり、その前に子供たち蛍を見せてやりたいというのです。

「確か梅雨の時期だった」とその時はあいまいに答えたのですが、調べてみると5月の末から6月の上旬くらいでした。

「ああ、そういえば田植えの時期だった」と思い出しました。とたんに水の張られた田んぼや蛙の鳴き声と一緒に、暗闇に浮かんだ蛍の光を思い出しました。

 慌てて息子に連絡すると、5月の下旬に帰ろうかと言いました。孫たちと蛍が見られるなんて。今から楽しみにしています。

 一番下の孫は無理としても、5歳と3歳になる上の二人は大人になっても覚えているかも知れませんね。調べてみると蛍は生暖かく湿度が高く、曇っていて風のない日の夜8時から9時に多く飛ぶとか。 

 孫たちの帰る日には、ぜひそんな日になってほしいものですね。ちょっと蒸し暑そうではありますが……。

 また懐中電灯の光なども厳禁だとか。真っ暗闇のなか、果たして孫たちがおとなしくしていられるか心配でもあります。本当は土地勘のある生家の近くが良いのですが、あいにく近くに信号機があり一晩中明るいので、よく見ることができません。

 生家の横には谷川が流れており本来ならば絶好の蛍スポットなのですが、信号機もないとこまで行くしたありませんね。幸い生家より先は信号機もないし、蛍スポットも二三知っています。車で行くことになりそうですが、昼間いっぱい遊ぶ計画も立てているので、つく前に寝てしまわなければいいのですが……。

 さてこの生家の近くにある信号機。夜の9時になると赤の点滅になり、朝までそれが続きます。また近くは街灯もついているので、夜中はとても明るいです。もう慣れてしまいましたし、防犯にもなりますから文句もありません。しかし最初はどうにも落ち着かなかったです。

 ただ此処より先は信号機もなければ街灯もありません。母の実家などまさに漆黒の世界です。また近くには天文台もあります。県内最大級の天体望遠鏡で、太陽観察や星空観察ができます。

 この天文台ができて間もない頃、亡くなった母や子どもたちと一緒に行ったことがあります。望遠鏡を覗くと土星が見えました。輪が本当にかかっていたので感激しました。土星の輪なんて当たり前なのですが、見ると聞きくとでは大違いですね。孫たちに見せてやりたいものですね。

 天文台といえば1月7日の日経新聞の一面には、気になる記事がありました。なんと「夜空の光の1割が人工衛星」だという見出しでした。そのために天文学への影響を懸念する声も強まっているとか。

 人工衛星は太陽の光を反射するそうです。そのため海王星の先にある小天体の発するごくわずかな光を衛星がかき消してしまうそうです。確かに暗闇に乱舞する蛍の光さえ、懐中電灯のわずかな明かりが消してしまいますものね。

「本質は環境問題と同じだ。先進国が無秩序に打ち上げ、後進国も続き、どんどん悪い方向に向かってしまう」宇宙がますます身近になる時代、産学の共存を探る議論は待ったなしだ。で締めくくられてました。

 確かに便利な世の中になりましたね。このブログを書きながら、インターネットで何度も蛍のことを調べました。

 当地には車で一時間ほど行くと、日本一の夕焼けを誇る海岸もあります。また近くには温泉もあります。ゆっくり温泉につかり夕焼けを見ながらお弁当を食べ、日が沈んだら蛍を鑑賞したいですね。もちろん移動は車で、カーナビの案内は欠かせませんし、お天気だって前もって調べておかないといけませんね。でもそれって人工衛星のおかげですね。

 無責任なようで申し訳ないのですが、せっかくの機会ですから有意義なものにしたいですね。れそが孫たちにとって楽しい思い出になれば最高ですね。それから家族のために懸命に働く息子や子育てに追われる嫁の、息抜きになるといいですね。


正月明けの街並みは

2024-01-09 10:24:26 | 日記

正月明けの街並みは

 七草も終わったというのに、まだ正月気分が抜けません。毎日何もせずにテレビの前でボーっと過ごしています。

 さすがにこれではまずいのではないかと、昨日は夫と二人で近所のスーパーに歩いて買い物に行きました。いつもは車の助手席から見る街並みですが、歩いてみると新しい発見もありました。

 近所の大きなお屋敷の屋敷林の枝がきれいに剪定されていました。路上に舞っていた落ち葉もいつの間にか無くなっていて、伸び放題だった公園の草もきれいに刈り取られていました。たぶん正月前にきれいにしたのでしょうね。

 お正月明けの街並みって家庭訪問の後みたいだなと、その時思いました。覚えがありませんか、家庭訪問の前日に念入りにお掃除したこと。私だけでしょうか?それからしばらくは家の中きれいでした。でもいつの間にかもとに戻ってしまうのですけどね。

 しばらくぶりに家庭訪問の後の家の清々しさを思い出してしまいました。頑張って掃除した時の若かった自分。口下手で先生に何を話していいのか分からず、もじもじしていました。もっとちゃんと話せばよかったなんて、いまだに後悔しています。こんな親ですから子供も苦労したことでしょう。

 あれから私もとんと歳をとりました。未だに人とはうまく話せませんが、自分の気持ちを文章にすることを覚えました。これもブログのおかげですね。

 でも書くのもなかなか難しいですね。思っていることを簡単には文章にできませんね。朝から書いたり消したりしながら、なんとか今日のブログを書き終わりました。

 でも本当はスーパーで買った鰯のことを書くつもりでいたのですが、話が脇道にそれてしまいました。

ジュウジュウと焼けた鰯の話は次回書くことにしましょう。

 


しっかりしなさい

2024-01-06 17:20:25 | 日記

しっかりしなさい

 正月の三ヶ日もとうに過ぎて明日は七草だというのに、どうも正月気分が抜けない。夫婦で年末年始を長男の家で過ごして、四日の日に帰って以来何もせずに、うつらうつらと寝てばかりいる。

 行った方がこれだから、来られた方はもっと疲れたのではなかろうか。やはり少し長く居すぎたのではないかと思ったりもした。

 しかし「子どもたちに会いたくなったら、いつでも来てくださいね」という嫁の言葉に気をよくして「今度はいつ行こうか」と考えたりするのだから、どうしようもない厚かましさだ。

 しかし孫とはよく遊んだ。まだ誕生日前の末の孫娘は仕方ないとしても、上の二人の男の子はよくなついてくれた。家にはほとんどが知り合いのお古だというが、驚くほどの玩具があった。その上クリスマスにもらったロボットの玩具もあるのだが、二人の一番のお気に入りは蒲団を積み重ねて基地を作って遊ぶことだった。

「祖母ちゃんおいで基地ができたよ」

 蒲団の中から孫たちの声が聞こえてくる。子どもたちの大切な基地に私だけを招待してくれるなんて、なんとも嬉しい年末年始を過ごしたものだ……。

「いかん!いかん!完全に孫ロスだ!」

 気がつけば今年はもう六日も経っている。明日はもう七草ではないか。いい加減この辺で気持ちをリセットしなければ。

「おい、草むしり。お前はこのまま孫たちに未練たらたらで一年を過ごすのかい?」

 と自分自身に問うてはみるが、はてどうやったら元の自分に戻れるものかと思案しているこの頃である。