素晴らしき地場ビルダーランドのナビゲータのブログ

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住宅の高断熱化は病気を改善させる!

2010-09-30 06:53:16 | Weblog
素朴な疑問シリーズ

スーツ2着目¥1,000って・・・









原価なんぼやろ?

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いきなり寒くなりましたねー
秋を通り越して冬にでもなるのかなってな勢いです。

そんな今日この頃、ちょっと前の資料になるのですが
おもしろい現実結果情報を本物大好きさんに教えてもらいました

新建ハウジングという住宅専門新聞の記事によると

近畿大学理工学部教授の岩前篤さんが住まい手に行ったアンケート調査結果をまとめたものです。調査は、2002年~2008年の間に戸建住宅を取得した住まい手約2万人を対象にインターネットで実施。断熱性能を上げた場合の病気の症状を「以前と変わらず(症状が)出ていない」「出るようになった」「出なくなった」「以前と変わらず出ている」の4つの選択肢から選んでもらいました。グラフは、断熱性能の高い家に転居したあと、病気の諸症状がよくなった人の割合(=改善率)を示しています。

グレード3(省エネ等級3):アルミサッシ+シングルガラス
グレード4(省エネ等級4):アルミサッシ+ペアガラス
グレード5(省エネ等級4以上の高性能):樹脂サッシ+ペアガラス
グラフ.jpg

注目したいのは、どの症状も断熱性が上がるほど改善率が上がっていることです。
岩前教授は「断熱化の費用対効果を測る指標は従来、ほとんど省エネ(光熱費)だけだった。

しかし、断熱化は人の健康状態にもいい影響をもたらす。それが、びっくりするくらいはっきりとデータに表れた」また、なぜ症状が改善したかは、今回の調査からはわからない。あくまで、断熱化の健康増進効果を大局的に見た一つのデータだ。室内の温度が上がり一定になったことで結露がなくなりダニ・カビの発生が減ったなど「いろいろな要因がからんでいる」と言う。』

と言う内容です。

どうですか

高断熱高気密化は省エネ性だけ注目されていましたが、健康面にも
明らかに効果があると出ました。

また、新建ハウジングはこうも書いています

『なぜ「もう一度健康住宅」かというと、家庭内のヒートショックで亡くなる人は年間1万4000人にのぼるという推計(東京ガス都市生活研究所)があり、これは交通事故者の2.4倍にあたるからです。亡くならないにしても、重い疾患や後遺症を抱えたり、寝たきりになるケースも少なくない。隠れた社会問題になっています。』

と、今年の夏の高齢者の熱中症死亡といい、ヒートショックと言い
これはもはや住宅の性能をあげる意外に選択肢は無い!ってことだと思います。

それにそれに、何度も言ってますが快適な家は
人生を大きくハッピーにするものなんです。

予算の制限はありますが優先順位をこの辺を上に持ってくることは簡単なんですよね

大事な大事な家族の器です。

しっかりこの現実を考え直して家づくりにあたって下さいね。

最後に前回Blogでご紹介した自立循環型住宅研究会関東ゼミの模様が
デカデカと日本住宅新聞さんでも記事にしてくれてます
無題.jpg


【このお話しの登場人物は・・・】


しかしまー次から次へと問題が起こりますな・・・