素朴な疑問シリーズ
紳士服のコナカって・・・
いつも閉店セールしてない??
+ + + + + +
前回パイン材もほんんんんとにイロイロあるんですよ~と
お話しましたが
特に、内装材としてのKINGと位置づけた
レッドパインも実はイロイロなんですね
例えるなら“コシヒカリ”も魚沼産もあれば
その他の産地もあります
同じ名前だけど産地によって全くグレードが違いますね
このことが無垢素材に関しても全く同じ事が言えて
レッドパインもそう。
一般的に日本なら“桧”が良いとされてますが
秋田だと桧より“杉”が良質と言われています
つまりこれも産地が育む適材適所の結果だと言う事です
レッドパインは主に北欧からロシアにかけて生息してますが
前にも少し書いたロシア産に関しては
ツンドラの厳しすぎる環境下で一度凍ってしまったものに
関しては細胞が変則的になっているので
人口乾燥にかけてもすぐに暴れてしまいます
なので高い乾燥率を保持出来ないので
見た目はマサにレッドパインなんですが
施工して貼りあがって冬になるとメキメキと本領を発揮して
メチャ空いてきます
プロの方経験ありませんか??
でも「無垢だからショウガナイ」で片付けてしまいます
確かにそうかもしれませんが
僕がみたもので10mmほど空いていました
これはいけません!
ま、このことはロシア産であろうが、他の無垢材であろうが
同じ事なんですけど
含水率や樹齢の問題はありますね
で、やっと登場!
僕が愛して止まないスウェーデン・カリックス地方のレッドパイン
これは北極圏内にあるレッドパインで
スウェーデン人もこの地方の物が最上級と太鼓判を押してます
家具工場もこの地方の物をトップクラスの素材として
扱います
「ロシア産は一度試しに作ってみたが二度と使わない」
と家具職人の一人が言ってましたね・・・
それで、床材の会社はBaseco社
羽目板の会社はROLF社
餅屋は餅屋でそれぞれ得意分野があるんです
両者もちろん羽目板も床材も作るのですが
ウチはそれぞれ得意な方を輸入してルンですね
前回産地と含水率くらいは把握しないと駄目と書きました
で、産地はカリックス地方
含水率は本国スウェーデンではナント8%
日本に到着しても約12%くらいです
ま、一般の方はこの数字を聞いても
「ふ~ん」てな感じになると思いますので
その辺はプロに聞いてもらえばその素晴らしさが分かると思います
だから、無垢だから暴れると言う事は
それ自体に商品としての質が悪い事に他ならないンだと思います
ま、暴れるという感覚も個人差があるので
どう定義して良いかわからない部分もありますが
少なくとも冬場の乾燥時期に1~2mm以内の空きまでが
無垢の許容範囲だと思ってます
で、実際今までお客様からクレームは「0」です
おおおおおっと更に大事な事を忘れておりました!
Baseco社床材は幅が135mmで、長さが3900mmあるんです
「ふ~ん」て・・・なるでしょっ
これは実は凄い事で
普通は幅がだいたい100mm前後の幅しか無くて
この135mmというのは木の下の方からしか取れない寸法なんです
しかも3900mmという長さは貼りあがりが継ぎ目少なく
とても美しく見えます
上の方の木ならいくらでも幅狭の長尺も採れますが
木は上に行けば行くほど“節”が多くなります
これがあまり多いと、うるさくて美しくありません
だから最上の箇所の材料ということで
マグロで言えばまさに
大トロ
の部分と言っても過言ではないですね(^O^)
厚みは20mm
機会があればお知り合いやプロの方に
こんな材料がその辺に売られてあるか聞いてみてください
ま、それくらい自信があるんですp(^ー^)q
てなわけで
皆さんも素材を選択する場合は
イロイロな事をしっかり見聞きして
選択しましょう!!
【このお話の登場人物は・・・】
僕
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