旅の窓

平凡ながら列車の旅が好きで、その様子を紹介しています。
『閑雲野鶴日記』は日々の自由気ままな生活の記録。

晴耕雨読日記 2019年(令和元年)12月31日 火曜日 荒れる大晦日

2019-12-31 12:28:34 | 晴耕雨読日記
 今朝は雨。
 大晦日に虹が架かるなんていうのは、記憶にありません。


 昼前には雪に変わりました。


 これから夜にかけて、雪に加えて10m程の風も吹くようです。
 今年一年、ブログをご覧頂き有り難うございました。
 今年はこれでおしまい。
 新年は、雪の便りから始まりそうです。

秋田内陸線の旅 再び 7~只今阿仁合駅 「内陸線資料館」

2019-12-31 12:06:45 | 秋田内陸縦貫鉄道秋田内陸線の旅
 「『秋田内陸線の旅 再び』。今日は『内陸線資料館』を訪ねます。」
阿仁合       11:29着
 上り普通 鷹巣行と列車交換です。


 阿仁合駅では、新しい読者の方とお話しするサプライズがありました。
 いつか機会がありましたら紹介したいと思います。
 次の秋田内陸線下り普通 角館行まで2時間余り。
 まずは、途中下車の一番の理由、駅舎を出てすぐ右手にある「内陸線資料館」の見学です。


 入口の大きなパネルからある程度想像できますが、「内陸線資料館」は秋田内陸線だけでなく、森林鉄道、鉱山鉄道などの資料館とのことです。
 出迎えてくれるウサギとフクロウの木象。これは、岩手県在住のチェーンソーアーティスト西間 健さんが、北秋田市産業祭のショーで制作したものだそうでう。


 無料・無休・無人で、10時から16時までの開館。
 明るい外から中に入ると、目が慣れるまで暗く感じます。
 奥に人影のような物が・・・。


 クマの剥製でした。


 本題の展示内容は、秋田内陸線の歴史について、秋田内陸線の前身である国鉄阿仁合線の開通から始まり、第3セクター移管、そして全線開業までを、新聞記事を中心に紹介しています。




 林業が盛んな秋田県には、かつては多くの森林鉄道の路線がありました。その活躍が写真で紹介されています。




 旧阿仁町には鎌倉時代に金山、その後に銀山が発見され、江戸時代には銅の産出が日本一となり、最多で十余りの鉱山が開発されたと言われています。この総称が「阿仁鉱山」です。そういえば、阿仁合駅の住所は「秋田県北秋田市阿仁銀山字下新町」。
 採掘した鉱石を選鉱場や精錬所に運搬するために鉱山鉄道も活躍していたようで、その様子が紹介されています。




 その他にも、秋田内陸線に関する物や阿仁の古民具が展示されていました。






 一度は乗ってきたかった、急行用車両8900形。その座席に座って一休み。


 明日を、お楽しみに。

秋田内陸線の旅 再び 6~下り普通 角館行 阿仁合駅で途中下車

2019-12-30 12:23:53 | 秋田内陸縦貫鉄道秋田内陸線の旅
 ただいま前田南駅に停車中です。


 秋田内陸縦貫鉄道が設置した「名所案内」では興味がわきません。


 しかし、待合室の壁にあった「前田南駅周辺の名所旧跡」。これだと、途中下車して立ち寄りたくなりますね。
 森吉中学校文芸部の皆さんが、平成24年9月5日に制作したものだそうです。


 「『秋田内陸線の旅 再び』。今日は、阿仁合駅を目指します」
前田南       11:18着 11:18発
  ここからは、少し下っていきます。


 小様川を渡ります。




 小様川を渡り終えると、間もなく25‰の勾配で下っていきます。
 ここが、秋田内陸線八景其の二「小渕カーブ」でしょうか。


 下り終えた頃、小渕駅に着きます。
小渕        11:22着 11:22発


 「風張の 山美わしき 小渕駅」の碑がが建っています。


 「広報あに №67号」(昭和43年6月)の表紙に、この石碑の由来が紹介されています。
  小渕に住む鈴木健次郎さんが、駅の一角に小庭園を造り、この碑を建てたそうです。


 小渕駅を出て平坦だと思ったのもつかの間、25‰の上り勾配に入ります。




 右手に阿仁川が添っています。


 2017年(平成29年)2月17日にで発生した土砂災害の現場でしょうか。未だに工事が続いているようで。災害復旧までは2か月余り、その間阿仁前田駅・阿仁合駅間で代行バスを運行したそうです。


 まだ上っています。


 鷹巣駅を出て初めてのトンネル、立岩トンネル。


 上りの連続です。


 間もなく阿仁合駅が見えてきます。




阿仁合       11:29着     
 標高106.4m。鷹巣駅の標高が30.5mですから、33kmで76m上ってきたことになります。
 
 ここで途中下車します。
 明日を、お楽しみに。

秋田内陸線の旅 再び 5~下り普通 角館行 秋田内陸線八景

2019-12-29 08:01:01 | 秋田内陸縦貫鉄道秋田内陸線の旅
 ただいま桂瀬駅に停車中です。


 「四十八滝と今木神社  徒歩27分
 「四十八滝」の名称は、特定の地域に複数の滝がある場合に付けられている場合が多いのですが、案内板を見る限りでは単独の滝のようですが、上流にも滝が存在するのでしょうか?。 



 「『秋田内陸線の旅 再び』。今日は、桂瀬駅を出発します。途中、秋田内陸線八景の一つを通ります。」
桂瀬        11:05着 11:06発
 かなりのぼってきたように見えます。


 更に上っていきます。


 時折、阿仁川に沿うように進みます。


 特徴のある形をした駅舎が見えてきました。秋田県内初の温泉付き駅、阿仁前田駅です。温泉保養施設「クウィンス森吉」が併設されていて、「温泉付きメルヘン調の3階建の駅舎」として、2002年(平成14年)、東北の駅百選に選ばれています。
 2017年(平成29年)からは、宿泊施設も開業しているとのことです。


 列車交換可能な相対式ホーム2面2線の駅ですが、国鉄時代に一度交換設備が撤去されたものを、CTC(列車集中制御装置といって、一箇所で各駅での列車発着を指示する信号、ポイント切り換え等を管理・制御するシステム)化に合わせて復活させたそうです。
 制限速度15kmで左側の線路に入ります。


阿仁前田      11:13着 11:14発
 入浴施設の割引券と秋田内陸線の乗車券がセットになった、お得な「湯けむりクーポン」も発売されているそうです。そのうちに『阿仁前田駅温泉駅』に改称と言うことはありませんよね。


 ここは「森吉山眺望の駅」。


 「森吉山」も良いですが、「小又峡」も一度は行ってみたいところです。
 「小又峡」は、森吉ダム(太平湖)の上流にある小又川の渓谷を指すそうです。
 大小40を越える滝原生林は秋田県の「名勝及び天然記念物」に指定されているそうです。
阿仁前田駅から太平湖グリーンハウスまでは車で60分。そこから、小又峡入口まで太平湖遊覧船で30分。
 小又峡は全長6kmの内、小又峡桟橋から「三階滝」までの約1.8kmは遊歩道が整備されていて、滝・曲滝・ガマ淵等を楽しみながら50分程で、高さ約20m「三階滝」に着くそうです。


 秋田内陸線沿線には、魅力的なところがたくさんありますので、予約制の「森吉山周遊乗合タクシー」を上手に利用するのがベストのようです。
 もっと積極的にPRすれば良いのに!
 阿仁前田駅からも、D・E・Fコースが設定されているようです。


 阿仁前田駅を出発し、間もなく阿仁川に注ぐ小又川を渡ります。
 八景其の一「森吉山をバックに小又川を渡る秋田内陸線」
 八景は車窓ではなく、沿線からの眺めですね。


 またしても20‰の上り勾配です。




 登り切ったところに、前田南駅があります。
 岐阜県飛騨地方を舞台とするアニメ映画「君の名は。」に登場する糸守駅のモデルになっているのではないかと話題になった駅です。


前田南       11:18着 11:18発
 今日はここまでにします。明日を、お楽しみに