旅の窓

平凡ながら列車の旅が好きで、その様子を紹介しています。
『閑雲野鶴日記』は日々の自由気ままな生活の記録。

旅の小窓~由利高原鉄道「納涼ビール列車」の旅~

2023-07-26 09:58:54 | 由利高原鉄道鳥海山ろく線の旅
 7月22日。今日は「由利高原鉄道『納涼ビール列車』第1弾」に参加するため、『生徒会長』と二人で『出発進行!』。
 今回は、大湊線・青い森鉄道線直通 快速「しもきた」号での出発です。


 八戸駅で、東北新幹線「はやぶさ」16号に乗り換えます。
 当地の学校のほとんどが今日から夏休みなので、結構混んでいます。


 乗車時間28分で盛岡駅に到着。
 38分の待ち合わせで、秋田新幹線「こまち」11号に乗ります。


 秋田駅まで1時間40分ほどの乗車となります。
 私たちの旅のルーティーンです。
 『生徒会長』持参の冷えたビールで喉を潤します。
 おつまみは、盛岡駅で調達した「イカせんべい」と「鮭とば」。


 秋田県内のJR各線は大雨の影響で運転見合わせが続いていましたが、幸運にも数日前に秋田新幹線は運転を再開しています。
 ただし、途中区間での徐行などもあり、5分ほど遅れて秋田駅に到着です。
 出発時の気温は24.6度でしたが、秋田市の13時の気温は29.1度。暑~い。
 1時間20分ほどの待ち合わせなので、ここで昼食です。
 昼食は、秋田駅前ビル1階にある『弥助そば秋田総本店』で、お蕎麦そばにすることにしました。
 本来は『創業文政元年 元祖冷がけ蕎麦』にするのが常道のようですが…。


 「弥助のぶっかけそば」をいただきました。
 お蕎麦の上を、エビ天・狸・納豆・人参?・かいわれ・ミニトマト・ネギ・鰹節・わかめで囲み、真ん中に納豆に玉子。ごまを散らし、わさびが添えられています。
 旨~い!


 ここから、羽越本線 普通 羽後本荘行に乗って終着まで行きます。所要時間は49分です。


 ホテルにチェックインし、小休止すると集合時間です。
 由利高原鉄道の所謂「宴会列車」は、年5回(『納涼ビール列車』だけ2回実施)。
 すべて、定期列車に増結して行われます。
 今日の定期列車の車両は「YR2001号車」をリニューアルし、2018年(平成30年)7月から運行している「鳥海おもちゃ列車『なかよしこよし』」です。


 『宴会列車』で使われる車両は「YR2002号車」。2022年に改装トラッピングを施し『nostalgic trainちょうかい』の名がついています。


 「由利高原鉄道株式会社 フェースブック」に載っている、出発前の写真です。
 私たちも含めて、お行儀良くビールが来るのを待っています。


 来たときはいいあんばいの泡でしたが…。じっと我慢で待ちました。


 「出発」と同時にカンパーイ!
 折り詰めには「GOaikyo DELICA BENTO」の帯が掛けてあります。羽後本荘駅から1分のところにある「GOaikyo DELICA」さんのものだそうです。
 お弁当やオードブルなど、ケータリングサービスのお店のようです。


 気温30度。涼しい車内の中で、冷たいビールが進みます。
 まさに「納涼ビール列車」です。


 片道39分。折り返しの矢島駅に到着。36分ほど停車します。


 強者は、生ビール9杯だったそうですが、コップの中身に注目してください。
 ここは秋田県。『納涼ビール列車』ですが日本酒も提供されています。
 年齢問わず大半が日本酒も飲んでいました。青森県人はびっくり。
 

 『宴会列車』常連のお嬢さんたちです。
 ビールにハイボール、日本酒を楽しんで?いるようです。


 いつもはなかなか姿を現さない鳥海山が、うっすらとですが帰路に見ることができました。


 飲み放題・笑い通しの1時間56分でした。
 次は、11月4日の『B級グルメ列車』です。
 楽しみにしています。
 それにしても、まだ明るいですねぇ~。


 写真の多くは、今回も一緒に行った『生徒会長』からいただいています。
 おしまい。

由利高原鉄道鳥海山ろく線の旅3(完)~「鳥海山木のおもちゃ美術館」&「忘年会列車2019」

2019-12-13 15:37:01 | 由利高原鉄道鳥海山ろく線の旅



 「鳥海山木のおもちゃ美術館」の最寄り駅鮎川駅に向かいます。
由利高原鉄道 鳥海山ろく線上り 普通 羽後本荘行 16D
矢島        13:54発
川辺        13:58着 13:58発
吉沢        14:20着 14:03発
西滝沢       14:05着 14:06発
久保田       14:09着 14:09発
前郷        14:12着 14:15発
曲沢        14:17着 14:18発
黒沢        14:19着 14:20発
鮎川        14:23着
 
 「おもちゃ列車」に乗って出かけよう!


 駅舎隣の屋根付き駐輪場は、「鳥海山木のおもちゃ美術館」の開館に先立ち、クラウドファンディングにより屋根付き駐輪場が子供向けの待合室としてリニューアルされています。
 

 鮎川駅前からは、列車に接続している無料シャトルバスに乗ります。


鳥海山木のおもちゃ美術館シャトルバス
鮎川駅       14:28発
おもちゃ美術館   14:34着

 外観は、国登録有形文化財旧鮎川小学校そのものです。


 何故ここに、美術館?
 ネットで次のような記事を見つけました。
 読むに値する記事です。




 中に入っても「学校」です。






 有料ゾーンと無料ゾーンがあるようです。




 両方見ることにしました。



 メインは、体育館に作られた「もりのあそびば」
 子どもは楽しいだろうな。上履き持参で、思いっきり走り回っています。


 建物自体、「学校」が綺麗に保存されているようです。


 教室は、無料の休憩室としても活用されています。


 「キッチンカフェ kino」で休憩。






 「キノアイス」と「つぶつぶあま酒」。


 カウンターで、以前オーガニック弁当のケータリングを手がけられていた「マザー食堂」。今はベイク(焼菓子)の店「マザー食堂 savu.(ヴー)」のお菓子があったので、旅のお供に買い求めました。


 シャトルバスで再び鮎川駅へ。
おもちゃ美術館   15:50発
鮎川駅       15:56着


 雨が降ってきたので、列車が到着するまで待合室で待ちます。、ませ




 羽後本荘駅に向かいます。
由利高原鉄道 鳥海山ろく線上り 普通 羽後本荘行 18D
 始発 矢島15:50発
鮎川        16:19着 16:19発
子吉        16:24着 16:24発
薬師堂       16:27着 16:28発
羽後本荘      16:31着

由利高原鉄道「忘年会列車」




 イベントや宴会列車で活躍していたロングシートのYR2002号車が故障中のため、今日はYR-3003号車に乗車です。
 今回ご一緒したご夫婦。スゴイ人でした。
 キハ40系気動車の写真を取り続けている方で、全ての車両を記録として残していて、あと3両程で全部そろうと言うことでした。
 写真ファイルを見せてもらいましたが、これが素晴らしい。写真集として充実していました。


 今日の折り詰めは、「B級グルメ列車2019」に積み込まれた「赤魚の唐揚げ」の「竹のや」さんのものです。




 往路 鳥海山ろく線下り 普通 矢島行 17D
羽後本荘      16:45発

薬師堂       16:48着 16:48発   
子吉        16:51着 16:52発
鮎川        16:56着 16:57発
黒沢        17:00着 17:00発   
曲沢        17:02着 17:02発   
前郷        17:05着 17:06発   
久保田       17:09着 17:09発
西滝沢駅      17:12着 17:13発   
吉沢        17:15着 17:16発
川辺        17:20着 17:20発
矢島        17:24着
 いつものことながら、あっという間に矢島駅へ。


 復路 鳥海山ろく線上り 普通 羽後本荘行 22D
矢島        17:55発

川辺        17:59着 17:59発
吉沢        18:03着 18:04発
西滝沢       18:06着 18:07発
久保田       18:10着 18:10発
前郷        18:13着 18:16発
曲沢        18:18着 18:19発
黒沢        18:20着 18:21発
鮎川        18:24着 18:24発
 今回もお楽しみ抽選会で、女神が微笑んでくれました。


子吉        18:29着 18:29発
薬師堂       18:32着 18:33発
羽後本荘      18:36着
 あっという間の、1時間51分でした。
 車内の様子は、「由利高原鉄道アテンダントブログ」(https://ameblo.jp/yuri-tetsudou/page-2.html)でも紹介されています。
 今日は、またもや「本庄ステーションホテル」に宿泊します。

 おしまい

由利高原鉄道鳥海山ろく線の旅2~ミニ駅長こけし交代へ

2019-12-12 11:15:32 | 由利高原鉄道鳥海山ろく線の旅
 鳥海山ろく線ホームに停まっていたのは「鳥海おもちゃ列車『なかよしこよし』」号。
2018年(平成30年)7月の「鳥海山 木のおもちゃ美術館」開館にあわせ、2018年(平成30年)6月24日より運行されている列車です。


由利高原鉄道 鳥海山ろく線下り 普通 矢島行 11D
 車内は、天井から床から、カウンターからベンチまで、ふんだんに木が使われています。
 羽越本線から乗り継ぎ客が結構ありましたので、車内の紹介写真はまたの機会に。


 乗車券は、由利高原鉄道で販売している「蔵めぐりの旅セット」についている、「ゆりてつ片道乗車券」を使います。



羽後本荘      13:00発
 途中降っていた雨も止み、明るくなってきました。
 しばらくは、羽越本線と並行します。


 右に羽越本線が分かれていくと、、二つの鉄道に挟まれるように薬師堂駅があります。そのため、駅に向かうには羽越本線側(矢島街道踏切)からも、鳥海山ろく線側(薬師道踏切)からも踏切を渡ります。 


薬師堂       13:03着 13:03発   
子吉        13:06着 13:07発
 進行方向右手には金属製の防風版が延々と続きます。


 この辺りは雪が全くなく、白鳥の群れが落ち穂をついばんでいます。


 左手に子吉川が見えると、右にカーブし矢島街道と分かれ25‰の上り勾配に入ります。


 上り勾配が終わる頃、左にカーブし林を抜けてます。


 すると、すぐ右手には旧鮎川小学校(国登録有形文化財)を改装して作られた「鳥海山 木のおもちゃ美術館」が見えます。


鮎川        13:11着 13:12発
黒沢        13:15着 13:15発   
曲沢        13:17着 13:17発   
 田んぼの中にぽつんと、『所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ!』の「あなたはナゼ秘境駅へ来たんですか?」コーナーに登場した駅です。


 この辺りで鳥海山の姿が見えるはずなのですが・・・。
 またもや雨。写真もここまで!


前郷        13:20着 13:21発   
久保田       13:24着 13:24発
西滝沢駅      13:27着 13:28発   
吉沢        13:30着 13:31発
川辺        13:35着 13:35発
矢島        13:39着
 先ずは、「駅長室」にある、ソドー鉄道(『きかんしゃトーマス』に登場する鉄道)から出向の「ミニ駅長代理」と「ミニ駅長こけし」の交代です。






 それでは「まつ子の部屋」へ。
 と思ったら、急に愚妻が「鳥海山 木のおもちゃ美術館」に行ってみたいと言いだし、急遽荷物をまとめて列車に乗車。滞在15分、慌ただしく矢島駅を後にしました。


 つづく

由利高原鉄道鳥海山ろく線の旅1~いざ羽後本荘駅へ

2019-12-11 13:27:35 | 由利高原鉄道鳥海山ろく線の旅
 2019年(平成元年)12月6日 土曜日。
 「忘年会」という言葉が死語になっている無職・老人の小生は、由利高原鉄道「忘年会列車2019」に乗るため、由利高原鉄道鳥海山ろく線の起点、羽後本荘駅へ向かいました。
 由利高原鉄道鳥海山ろく線はは経費節約のため、奥羽本線経由で向かうのが常ですが、今回は「大人の休日倶楽部パス」を使って新幹線で向かいます。


 一番列車で出かけることが多いのですが、今日は三番列車です。

青い森鉄道線上り 普通 八戸行 564M
 始発 青森06:53発
 今朝は雪も一段落と言ったところですが、雪煙を上げてやってきました。


野辺地       07:40着 07:40発   
千曳        07:45着 07:45発   
乙供        07:50着 07:51発
   
 南に向かうと天気が大きく変わるのが、冬の特徴でしょうか。


上北町       07:56着 07:56発   
小川原       08:00着 08:00発   
三沢        08:05着 08:06発   
向山        08:10着 08:10発
   
 同じ青森県上北郡内ですが、乗車してから30分程。全く雪がありません。


下田        08:14着 08:15発   
陸奥市川      08:18着 08:19発   
八戸        08:24着
 八戸駅で東北新幹線に乗り換えます。


東北新幹線上り はやぶさ46号 東京行 


 始発 新青森08:20
 見慣れてはいるものの、長いなぁ~。


八戸        08:47着 08:48発
二戸        08:59着 09:00発
いわて沼宮内     レ
盛岡        09:21着
 盛岡駅で秋田新幹線に乗り換えます。


秋田新幹線下り こまち3号 秋田行 


 始発 東京07:36


盛岡        09:52着  09:54発
 「こまち」号は線路の規格は新幹線と同じですが、車体の規格は在来線と同じなため、ホームと車両の間には隙間が有り、ステップが備え付けられています。


 盛岡駅を発車し、すぐに東北新幹線と別れ高架から地上に降ります。



 在(在来線だけの駅 以下同じ):大釜
小岩井        レ
雫石         レ
 在:春木場

 徐々に高度が上がり、雪景色となってきました。


 在:赤渕
大地沢信号場
志度内信号場


田沢湖       10:26着 10:26発
 在:刺巻
 在:神代
 在:生田

 右手に秋田内陸縦貫鉄道秋田内陸線が見えてきました。


角館        10:39着 10:40発
 在:鶯野
 在:羽後長野

 斉内川を渡ります。


 在:鑓見内
 在:羽後四ツ屋
 在:北大曲
大曲        10:50着 10:50発
 在:神宮寺

 あと30分程で、終点秋田駅です。
 それなりの早くて良いのですが、「旅の窓」的には普通列車が良いですね。


 在:刈和野
 在:峰吉川
 在:羽後境
 在:大張野
 在:和田
 在:四ツ小屋
秋田        11:25着


 おお「秋田犬」。


 今日のお昼は、初めて入る「はなまるうどん」。


 入口の立て看板が目に入り、ミニ丼セット。


 「カレーと・・・」うどんの種類が多くてとっさに選べない。
 「きつね!」


 システムがよく分からないまま入りました。
 うどんのお味は、まあまあ。きつねは、年増のきつねでした。
 カレーは色から分かるように、うどん屋さんのカレー。甘くもなく辛くもなく、香りもなく。と言ったところですね。
 腹ごしらえも済み、丁度よい時刻となりました。



羽越本線上り 普通 酒田行 524M 


 遅れている、東京からの「こまち」49号の到着・乗り継ぎを待って、2分程遅れて出発するとのアナウンスがありました。
 遅れてやってきた「こまち」は、「東京2020 マスコット特別車体ラッピングトレインでした。


 東北新幹線(E5系)、秋田新幹線(E6系)、上越新幹線(E4系)、北陸新幹線(E7系)、山形新幹線(E3系)、首都圏在来線。各路線1編成だけなので、運用や車両整備等のため運行しない日もあるそうです。


秋田        12:08発
羽後牛島      12:11着 12:11発
新屋        12:15着 12:15発
桂根         レ

 右手に日本海が見えてきます。


下浜        12:22着 12:22発
道川        12:27着 12:28発
岩城みなと     12:39着 12:30発 
二古信号場      運転停車

  貨物列車の通過を待ちます。


羽後亀田      12:41着 12:41発
折渡         レ
羽後岩谷      12:49着 12:50発
羽後本荘      12:55着

 2分程遅れての到着。
 跨線橋を渡って、由利高原鉄道鳥海山ろく線に乗り換えます。


 つづく