旅の窓

平凡ながら列車の旅が好きで、その様子を紹介しています。
『閑雲野鶴日記』は日々の自由気ままな生活の記録。

旅の小窓~「すし万」と支笏湖の旅(4)一気に帰路につきます

2018-10-18 15:19:03 | 旅の小窓
 午前10時。誰一人遅れることなく集合しいざ出発。
 帰路は、函館までの最短経路といわれる国道230号で中山峠を越え、洞爺湖経由で虻田洞爺湖ICから道央自動車道に入り、終点の大沼公園ICで降り、国道5号・道道96号・国道227号を通って、津軽海峡フェリー函館ターミナルに向かいます。


 三連休最後の日。台風が過ぎ青空も広がりつつある行楽日和。車が混んでします。


 お馬パカパカ。


 高下駄パカパカ。


 色々な楽しみ方があるようです。
 定山渓温泉の手前で4kmの渋滞。


 渋滞を過ぎたところで、運転手交代。
 この先、函館ターミナルまでの230km程、約5時間運転することになりました。
 中山峠。羊蹄山は雲の中。


 昼は、洞爺湖温泉街にある幌加内蕎麦「そば蔵」と思いましたが、満員。外まで並んでいました。
 結局、湖が見渡せる2階にある「レストランかわなみ」に入りました。


 レストランと言っても、ここは釜飯屋。そこで全員注文したのが「鶏釜揚げうどん」でしたが、鶏がないと言うことで「全員カレーうどん」になりました。


 気がつけば午後2時。
 残り150km余り、休み無しで2時間半といったところでしょうか。
 ひたすら走って、午後4時半過ぎに無事津軽海峡フェリー函館ターミナルに到着。


 おお~、ナッチャンWorld!

 
 ナッチャンWorldは、旧東日本フェリーが青森港と函館港の間で運航していた高速フェリーです。 
 2008年(平成20年)5月に定期便として就航しましたが、燃料費高騰など採算悪化から同年11月には定期運用を終え、2009年(平成17年)から2012年(平成24年)まで、東日本フェリーを吸収合併した津軽海峡フェリーが、夏期繁忙期限定で運航しました。
 その後は、2016年(平成28年)3月、PFI法という民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律に基づいて設立された特別目的会社「高速マリン・トランスポート」が保有することとなり、防衛省は同社と2025年(平成37年)12月末まで10年間の輸送使用契約を結びました。
 つまり、自衛隊の輸送船みたいな物です。
 この布石かどうか、2011年(平成23年)の東に本大震災に際し、自衛隊の要請を受け被災地への緊急災害援助部隊派遣のために同年3月14日から16日にかけて臨時運航され、更に北海道の要請も受けて、3月20日にも被災地への支援物資輸送の為に運航されました。また、同年11月10日からおこなわれた陸上自衛隊の日出生台演習場での訓練のため、北海道の苫小牧港から大分県の大分港まで90式戦車4両と89式装甲戦闘車10両等を輸送しました。
 しかし、防衛省での活動時期以外についてはリベラが地域振興の観点からクルーズ企画やレンタルホールとしての活用を検討した結果、今年2018年(平成30年)観光船として2月11・12日の函館港での花火大会を組み合わせたディナークルーズを皮切りに一般向け運航を再開し、8月7日・8日には青森ねぶた祭りツアーとして6年ぶりに津軽海峡を渡っています。 
 夕闇迫り、いよいよ出港です。


 凪で揺れもないのに、出港と共に甲板閉鎖。
 あとはモニターでお楽しみを!と言うことらしいです。


 北海道滞在、35時間30分の旅もこれでおしまい。

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