小田急新宿駅12時40分発全車指定の箱根湯本行き「はこね23号」で、終点の箱根湯元駅に向かいます。

何処まで行くことがでいるか分からないまま、2日間乗り放題5,000円の箱根フリーパスを買いました。

ホームに降りたら「はこね23号」は一度は乗ってみたかった、小田急50000形。小田急の特急型車両はロマンスカーといい、その中でも50000形は「VSE(Vault Super Express)」という愛称がついているものです。
「VSE」のVaultとは、英語のドーム型の天井・天空・空間の意味で、眺望を楽しめる連続窓の採用や、高いドーム型の天井などの居住性と乗り心地を向上させるさまざまな技術を採用しています。(小田急50000形は2022年(令和4年)3月11日に定期運行を終了ました。)


とりあえず箱根湯本行の電車に乗ったまではいいのですが、夜は娘と一緒に食事をするため、池袋に19時30分までに戻ってこなければなりません。さてどこまで行って富士山を見ることができるのかと、電車の中で調べました。

その結果、次のように乗り継いでいけば大涌谷まで行って戻ってくることができると分
かりました。
新 宿 12:40(箱根登山鉄道直通 はこね23号)14:06 箱根湯本
箱根湯本 14:12(箱根登山鉄道・登山電車) 14:49 強 羅
強 羅 14:53(箱根登山鉄道・ケーブルカー) 15:02 早 雲 山
早 雲 山 (箱根ロープウェイ 8分) 大 涌 谷
大 涌 谷 (箱根ロープウェイ 8分) 早 雲 山
早 雲 山 15:53(箱根登山鉄道・ケーブルカー) 16:02 強 羅
強 羅 16:08(箱根登山鉄道・登山電車) 16:46 箱根湯本
箱根湯本 16:47(小田急線直通はこね34号) 18:19 新 宿
「はこね34号」も全車指定なので、1分間の待ち合わせで指定券が買えない時
箱根湯本 16:56(箱根登山鉄道・普通電車) 17:11 小 田 原
小 田 原 17:36(小田急 さがみ90号) 18:49 新 宿
ここで遅めの昼食です。



気がつけば、右手に富士山が見えます。

小田原を出てすぐ左手に小田原城。

小田原を出てしばらくJR東海道本線と並行し、箱根板橋の手前で向きを90度西に変え、早川沿いを国道1号と併走して箱根湯本に向かいました。

子供は景色よりも後ろが気になるようです。

箱根湯本駅から強羅駅までは、箱根登山鉄道です。
強羅からの電車の折り返しですが、結構混んでいます。

ベルニナ号の愛称のついた箱根登山鉄道1000形電車に乗りました。この愛称は、箱根登山鉄道と姉妹提携を結ぶスイスのレーティッシュ鉄道のベルニナ線にちなんだものだとの説明がありました。
それにしても、週末と言うこともあってか大変な込みようです。
この先大涌谷まで、写真で紹介するのは難しいです。

これから先は、目の前に貼ってあった『停車駅の御案内』で想像して下さい。

強羅から早雲山まではケーブルカー。
高低差214mの1.2kmを約9分で結びます。

早雲山から大涌谷まではロープウェイ。
スキー場で見るゴンドラでした。複式単線自動循環式(DLM)フニテルといって、スイスアルプスなどにも導入されている、山岳気象に最も適した方法だそうです。
それは、ゴンドラの屋根から鹿の角のように、ゴンドラより幅広く左右にロープをつかむ装置が突き出し、ゴンドラとロープの間をできるだけ狭くしてあるため、強風でも安定性が高い仕組みになっているからだそうです。
循環式なので、18人乗りのゴンドラが次から次と来て乗ることができました。
相乗りのためこんな角度での富士山です。

ロープウェイは『大涌谷』の上を通っています。
荒涼とした原野の至る所から噴煙が吹きだす光景は、古くは『大地獄』と呼ばれていましたが、1873年(明治6年)の明治天皇行幸を機に『大涌谷』と改名されたそうです。

今日の目的地、大涌谷に到着。



大涌谷滞在は20分ほど。
来た道を戻ることになります。
つづく