そよそよ風がふいてます

青い葉っぱが揺れてます

守る

2008年03月25日 | Weblog
親は、子どもの「幸せに生きる権利」を守るために命をかける。
一番近くにいて危険から守るのは、動物の本能そのものだと思う。
おびやかすものがいたら容赦はしない。

培われた良いものを壊し、繊細な素直な気持ちをずたずたにし、
日々恐怖の中で必死に周りに合わせようと力を使い果たし疲れた
ココロ。
もっと早く気づいてあげれば良かった。

ホームスクーリング10年余、世間の荒波は厳しかった、孤立と無理解、
公の場での心無い大人の罵り、締め出し。子どもたちはこれには耐えた、
というか、自分が自分でいられる幸せをつかみ、学びたいものが思う存分
学べる環境であることを返って喜んだ。大人の命を張っての守りが時にはあった
が、外からの圧力が子どもたちに自己主張を習得させ、大人にした。

彼らは開拓者だと思う。人が今まで歩んで来なかった道を、自分の意志で
困難に立ち向かった。そんな強さがあるなら学校でもやっていけるだろう
に、と言う人も多くいたが、違う、人には決して味あわせてはならない
いやな思い、一生残るいやな思い、それだけは決して決してさせてはなら
ないのだ。学校を辞めてもその後遺症はしばらく続いた。子どもによって
は一生消えない。

だから、経験者として私は、子どもの「幸せに生きる権利」を守るために
ココロを使う。大人の責任として絶対させてはならないいやな思いという
のがあることを知って欲しい。訓練は子ども自らがいやおうなしに受けて
いき、幸せに育った子どもは困難に勇敢に向かっていく力を持ち得て、な
おかつ余力に満ちて前向きだ。そして人を励ます優しさを身につけて、他
に必要な存在へと育っていける。

だから、守るべきものを守る。
今でも。

容赦はしない。

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