そよそよ風がふいてます

青い葉っぱが揺れてます

6☆家で育つ

2006年07月02日 | Weblog
 家で育つ、おうちが大好きって素敵なことだと思います。母子分離が
できないだのなんのかんの専門家に言われましたが、それって小さい子
供にとって当然の大切にしてあげなければいけない感情ではないでしょ
うか。学校に合わないからそんな言い方もできてくるんですね。

子供が退屈するぐらいたっぷり自分のために時間を使う、家族と過ごす、
家にくる客を接待する、勉強のこと、宿題のこと、起きる時間寝る時間、
などなどを気にせずに自分のペースで自分なりに選んで決めて動く。

 ひとつ年上の女の子のホームスクーラーがラジオで基礎英語を聴いて
いる、と知って離れていた勉強でしたが、小学校にないからと理由をつ
けて英語を学びだしました。11歳、みんなで会う日以外朝昼夕すべて
の基礎英語の放送を聞く日々が始まりました。
内容も面白かったのでしょう、引き込まれていました。

ある日、アメリカの教育省のホームスクーリング関係で仕事をしていた
方をネットで招くという機会がありました。母親たちは娘が英語を学ん
でいるのを知っていたので「飲み物、コーヒーか紅茶かお茶か聞いてき
てくれる?」と頼んだのです。
私は、えっ!?と思いながらも娘はずかずか聞きに行くんですね、あの
ときは目を疑いました。帰ってくるなり、「あの人にも私と同じ名前の
子供がいるんだって!」と達成感の笑みを見せました。

 英語の学びのために少しだけおせっかいして「国語」の学びをを薦め
ました。英語の上達にかかせないからという理由でしたが、すべての生
活の基本になると思ったからです。ラジオは最初テキストを使っていま
したが、そのうち、英文を聴いて書く、というやり方に自分で変えてい
きました。

わからない知らない単語はスペルを予想して辞書で調べる・・・
自分なりの学び方です、耳が鍛えられたのはいうまでもありません。
理解し出してくると英語で書かれた本にも興味を示し、神戸の本屋さん
によく出かけたものです。本に出てくる新しい単語はノートにabcと
項目を作って、マイ辞書を作っていました。それは日本文学を読むとき
にも発展し、マイ辞書作りはことばに挑戦する前段階になりました。

独学ってこんなふうに展開するんだ、とただただ驚いてる親でした。