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ゆめと(ttm21)です。所感、エピソード等を気ままに綴ってみたいと思います

CC-18 キャリアカウンセリングのプロセス①   再掲

2017年01月08日 | キャリア・コンサルタント試験対策

*キャリアカウンセリングの一般的なプロセス
 
 ①信頼関係(ラポール)の構築

 ②キャリア情報の収集

 ③アセスメントー自己分析、正しい自己理解

 ④目標設定

 ⑤課題の特定

 ⑥目標達成に向けた行動計画

 ⑦フォローアップ、カウンセリングの評価、関係の終了


*ステップ1 信頼関係(ラポール)の構築

  カウンセラーは全プロセスを通してクライエントとの信頼関係の維持・促進に努めなけ

 ればなりませんが、特に最初の時点が重要です。この信頼関係の構築のためには、

 カウンセラーがクライエントに対し、温かくゆったりとした姿勢で向き合い、話しやすい

 雰囲気づくりに重点を置き、来談者の話をまず集中して傾聴します。この際に重要なこと

 は、来談者中心療法のカウンセラーに求められる3つの態度条件(無条件の肯定的関心ー

 受容、共感的理解、自己一致)を誠実にに実行することです。


ここでの重要なポイントを付け加えますと、クライエントを「なおそう」とするよりも「理

 解する」姿勢態度が何よりも大切です。絶えずクライエントの視点に一緒に立ち、問題に対す

 るクライエントの「内的準拠枠」(自分自身が、抱えている問題を捉え・認知しているのか)

 を理解しようとすることからカウンセリングは始まるのです。


*ステップ2 キャリア情報の収集

 キャリア情報についてクライエントから収集するものはおおよそ次のような情報です。

 ①学歴 ②職歴 ③スキル、資格等 ④将来のキャリアに対する興味、関心ある分野、職業

 職務内容、キャリア目標とその優先順位、その根底にある価値観等 ⑤家族状況 ⑥キャリア

 選択上で強みとなるもの(経済的余裕、時間的余裕、豊富な人脈、サポート体制等) ⑦キャ

 リア選択上で障害となるもの


  これらの情報はあらかじめクライエントにキャリア記録用紙に記入してもらうようにすれば

 効率的です。カウンセリング自体の阻害とならないようにカウンセリング中は簡単なメモに止

 め、細かく記入する場合には終了後が望ましいと思います。このような情報をクライエントか

 ら収集する過程で、カウンセラーはクライエントの「キャリアニーズ」や「キャリア上の問

 題」を特定していきます。


                       出所:宮城まり子 キャリアカウンセリング


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