カウンセリング 健康法ときどき政治経済まれに経営

ゆめと(ttm21)です。所感、エピソード等を気ままに綴ってみたいと思います

キャリア・カウンセリングで奇跡が!②

2013年11月20日 | 経営
今回のコンサルテーションのプロセスについてポイントを書き出しておきます。

Ⅰ.基礎的経営分析
    →人事労務管理を除き秀逸

Ⅱ.交流分析で事業所内のグループダイナミクスを分析
   ・ゲーム(不毛な人間関係の連鎖)の存在を確認
  →カウンセリングで解消を目指す(成功)


Ⅲ.効率化の前提としての 心身の健康・体調管理に関する全体教育

  1.睡眠6時間以上の確保(9時以降の残業厳禁)

  2.臨出の原則禁止

  3.VDT(パソコン)作業における疲労予防

   (1)作業環境を適切に管理する

   (2)40~50分ごとに5~15分の休憩をとる
      
   (3)積極的な健康管理
      ①軽い運動
      ②目のケア
      ③リラクゼーション(緊張感をとる)

  4.メンタルストレス予防・改善法
   ・呼吸法
   ・苦悩を木の葉に乗せて小川に流す(行動理論の変形技法)
   ・クリアリング・ア・スペース(フォーカシング)
    →現在抱えている問題点(公私ともに)をメンタル的に整理し
      コントロールする
   ・自律訓練法(概要)
   ・カウンセリングの有用性

Ⅳ.キャリア・カウンセリング

  1.インテーク(導入)面接
   ・ラポール(親近感)の養成
   ・経歴、職歴、家族構成等のチェック
   ・ガス抜き(上司、同僚への批判を傾聴)

  2.キャリアアンカーを探る
   ・できること
   ・やりたいこと
   ・価値観

  3.目標の設定(行動、プロセス目標)
   ・メモをとる
   ・ホウレンソウ(報告、連絡、相談)の徹底
   ・お客様への真心を込めた笑顔 等

  4.キャリア開発教育
   ・アサーション(コミュニケーション技法)教育
   ・管理者予備教育(経営の視点を軽く意識させる)

  5.進捗チェック(振返り)

  6.上司・同僚からのポジティブな評価のみをフィードバックする

  7.エンプティチェア(ゲシュタルトセラピ)
   ・上司、同僚の視点から自分を見させる→客観的視野の養成
 
  8.タイムマシン・クエスチョン(解決志向ブリーフセラピ)
   ・プロセス目標を達成したらどうなるかをを映像として意識させる
    →ポジティブ志向の強化(上司・同僚の笑顔、高評価、多額のボーナス等)

  9.自律訓練(速習)法の個別指導
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キャリア・カウンセリングで奇跡が!①

2013年11月07日 | 経営
 6カ月契約のコンサルテーション契約が2カ月延長して終了しました。
正社員3名とパート1名のこじんまりした事業所です。創業から6年目で 
かろうじて赤字を出さない程度の 低収益体質で 将来の展望が全く望めない
状況を改善するため コンサルの依頼がありました。
 
 当初は営業力が弱いので営業マニュアルの改訂をアドバイスしてほしい
とのことで 1ヶ月間はそれを主にやりましたが この規模の会社にしては
びっくりするほど 整備されていました。形を繕うために若干の直しを入れ
ましたが これによって収支が改善できるとは到底思えませんでした。

 そこで2ヶ月目に経営全般の診断と並行して全員との面談を提案しました。
そこから見えてきたことは 社長の頭脳の回転が速く、勉強家で知識が豊富、
計数にも強く、美的センスもあり、事業計画等も簡潔にして的確で、資金計画も
堅実で金融機関の信頼も厚い、監督官庁や大手顧客との対外的交渉力も素晴らしい。
本来ならば高収益企業となるべき要素を多々もっているということです。

 ただ一つを除いて・・・・ それは労務管理です。他の要素がきわめて秀逸
なのに対してこれはまた驚くほど劣悪でした。

 連日残業で12時1時は当たり前、隔週2日の休日も満足にとれない、
したがって連日睡眠不足で、作業事故続出、従って顧客からのクレームも
続出そしてこれが当然の結果として売り上げ低迷、低収益に連鎖してきた
わけです。

 さてこれにどう対処するか 私はまず 安全衛生と危機管理の観点から
原則9時以降の残業と休日出勤を禁止しました。(健康管理と、過労死、
自動車通勤による事故の防止・・・もし発生すれば安全配慮義務違反で
億を超える賠償請求が予想される)合わせて 労働時間減を効率でカバー
するため営業2名に隔週、他の2人に月1回のキャリア開発カウンセ
リングを行うことを提案したのです。

 実はカウンセリングをメインとした経営コンサルは今回が初めてで 心中は
心臓バクバクものだったのですが 自信たっぷりを装いました。結果はどう
だったかといいますと 半期決算は前年比で売上高180%、利益20倍という
驚愕なものとなりホッと胸をなでおろしました。

 詳細については次稿といたします。


   







 



コメント (2)
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