カウンセリング 健康法ときどき政治経済まれに経営

ゆめと(ttm21)です。所感、エピソード等を気ままに綴ってみたいと思います

天才中学生の原点<モンテッソーリ教育>

2017年07月27日 | 教育

  前人未到の将棋プロ公式戦29連勝という快挙を達成した藤井聡太4段(15)。彼の並外れた

集中力・感性論理的思考性が3歳で入園した幼稚園が取り入れていた「モンテッソーリ教育」にあるのでは

ないかという報道でにわかにこの幼児教育法が注目を浴び、関連商品に注文が殺到しているそうです。

 

 モンテッソーリ教育の目的は「自立していて、有能で、責任感と他人への思いやりがあり、生涯学びつづける

姿勢を持った人間に育てる」ということです。(日本モンテッソーリ教育総合研究所)

 

 モンテッソーリ教育はマリア・モンテッソーリによって確立された教育法で、子供の自主性に任せることで自立心を

育て、五感でもってさまざまな体験をさせることで考える力を育てます。5つの領域からなる様々な教具の中から

子どもたちは自分で選び、指先を動かしながら脳を使って遊ぶことを通して、さまざまなことを学んでいきます。

すなわち、興味のあることを体験させることで自然と集中力や論理的な思考・感性が身につくのです。

 

 藤井4段が3歳から夢中になったのは、画用紙を編んで作る「ハートバック」という袋。毎日母親にお土産として

持ち帰り、トータルで100個くらいは持って帰ったそうです。

 

*マリア・モンテッソーリ(1870~1952年):イタリアの医師で、女性初の医学博士。女性解放論者

  (フェミニスト)、幼児教育者 

 

*幼児期にモンテッソーリ教育を受けた人々

  オバマ前大統領、ビル・ゲイツ(マイクロソフト創業者)、マーク・ザッカーバーグ(フェイスブック創業者)

  ジミー・ウエールズ(ウィキペディア創始者)、ジェフ・ベゾス(amazon創業者)、ジョージ王子(英王室)

  その他 ピーター・ドラッガー、アンネ・フランク、ヨーヨーマ、ビヨンセ、テイラー・スイフト

  等々書き尽くせません。

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コミュニケーションの基本は思いやり(渡邊忠)

2017年07月14日 | カウンセリング

 文教大学非常勤講師(元教授) 渡邊 忠 先生の「グループ・アプローチ」を
受講しました。

 グループ・アプローチとはごく簡単に要約すると、集団内で人間が人間らしく、
自分が自分らしくなれることに寄与する各種技法の総称です。

 それを主として活用されている分野それを指導または促進する人の介入度ある
いは専門性の強さ(構造化の程度)の順に並べてみると、次の4つのタイプに分
けられます。


 1.集団精神療法、サイコドラマ、ゲシュタルト・セラピーなど、一定の構造化
   された治療技法をを用いて、治療者(医師、看護師、心理療法士)と患者で
   構成される治療グループ
  
 2.ファミリーグループ・トレーニング、チームビルディングなど、企業を初め
 とする組織において、一定の構造化された技法を用いて、組織内のリーダー
   や外部のコンサルタントによって指導される組織開発的グループ、SST(ソシ
   アル・スキルズ・トレーニング)、構成的エンカウンターなど、個人の社会
 的適応能力を訓練する心理教育的グループ

 3.Tグループ(トレーニング・グループ)やST(センシティビティ・トレーニ
   ング、社会的に問題となった「自己啓発セミナー」、そしてベイシック・エ
   ンカウンター・グループなど、非構造的な設定のもとで、トレーナーあるい
   はファシリテーターと呼ばれる専門家と、自発的に参加した個人で構成され
   る集中的な体験グループ

 4.アルコールや薬物依存、精神的障害者の家族、DVなど、何らかの共通の自己
   課題をもった人たちの癒し、自立、支援のための、非専門的、自主的な集まり
   であるセルスヘルプ(自助)・グループ

*渡邊先生は「いまや日本全体に蔓延した職場のギスギス状態の根本的な解決には、
 国の施策や企業の経営方針、諸制度の改革が必要でしょうが、それを待ってはい
 られません。職場で私たちができることは、“お互いに丁寧なコミニュケーショ
 ンを心がけること”だ」と述べられました。「丁寧なコミュニケーション」とは
 簡略すると「思いやりを持った双方通行コミュニケーション」です。






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

人は認知的倹約家である(森 津太子)

2017年07月07日 | 放送大学

 放送大学の講座「現代社会心理学特論」(主任講師 森 津太子 洵教授)から
興味を持った事項のほんの一部ですがご紹介します。

・「温かい」「冷たい」のように、他の特性の意味まで規定してしまう特性を
 「対人認知の中心特性」という

・最初のほうで提示された情報は、全体的な印象の方向づけをする役割を持ち
 その後に提示される情報の意味合いを変えてしまう。これを「初頭効果」という
 一方でまれに最後に提示された情報が全体印象に大きな印象を与える場合もあり
 これを「新近効果」と呼ぶ。

・人は認知の節約家であり、日常生活では社会的推論の簡易方略である「ヒュー
 リスティック」を多用する

・ある事象の原因を考える際、状況要因(外的要因)よりも行為者の内的属性
 (内的要因)を重視しすぎるきらいがある。 これを人間がおかしがちな
  本質的で普遍的な誤りであるという意味で「基本的な帰属の誤り」と呼ぶ

・「自分は、外界の事物を客観的事実そのままに見ており、自分の態度、考え、
 好み などは、手に入る情報や証拠を、冷静で歪みなしに理解した結果だ」
 あるいは「自分と同じ情報に接した上で、筋道を立てて熟慮し、隔たりなく
 吟味できれば、他者も自分と同じ反応、行動、意見に至るはずだ」という
 素朴な信念を「ナイーブ・リアリズム」と呼ぶ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする