カウンセリング 健康法ときどき政治経済まれに経営

ゆめと(ttm21)です。所感、エピソード等を気ままに綴ってみたいと思います

アセスメント

2017年11月23日 | カウンセリング

 独協大学名誉教授 瀧本孝雄先生のセミナーを受講しました。

 「質問紙法」投影法」「作業検査法」の代表的な心理テストの現物に触れ 説明を受け KT法とSCT(文章完成法)を実際に体

験し 大変有意義な講義となりました。


 特に印象に残ったのは アセスメントは一般には 「査定」「評価」と訳されているが クライエント中心との認識に立てば「理

解」と訳すべきだ という点と、アセスメントといえばまず「心理テストによる方法」が頭に浮かぶが「面接による方法」「行動観

察による方法」「記録分析による方法も」忘れてはいけない重要な方法である・・・・という点でした。

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症状にとらわれ過ぎず事例性に焦点を当てる(内田恵理子)

2017年11月17日 | カウンセリング

 日本産業カウンセラー協会講師 内田恵理子先生のセミナー
「クリニカルカウンセリング」を受講しました。

クリニカルとは「臨床、治療的な」という意味です。
具体的には専門医の治療を要するクライエントへの
カウンセリングですが 表題は要治療と見立てた
クライエントに対して疾病性にとらわれずに、職場や
生活上(本人、周囲)で何が問題なのかに焦点を当てる
事が大切だということです。

 内田先生は長らく企業内カウンセリングを実践され
現在も5か所の健康管理室をご担当です。このような多種
多様な業界、企業カラ―の中で様々な事例をご体験され
実に 実践的なアドバイスを頂けました。

特に秀逸なのが 退社寸前まで追いつめられたクライエントを
しっかり守りながら 現実的な認知への転換と 勤務態度の
向上を本人の気づきを通して実現させ 会社側からも評価・感謝
されるといった数々の具体的事例です。ここでご紹介出来ない
のは残念ですが このような経済情勢の厳しい時代にクライエント
の健康と雇用を守り 企業との共生関係を構築していける技量は
素晴らしいと思います。
 

 その他記憶に残ったお話は

難問である 専門医受診の必要性を感じたクライエントに対しての
受診の勧め方は

1.本人に納得させるまで最低2~3回掛かることを最初から覚悟
  1回目は「考えてみて!」程度ですませ
  1週間後に「考えてくれた?」とつなげていく

2.話す内容例
  ①辛い症状を改善しよう
   「ぐっすり寝て、おいしく食べられるようになろうね!」

  ②脳を使いすぎて壊れかけている(過労症状な)ので 専門家
   に治してもらおうね、最近のお薬はとってもよく効くよ!」
   *「心の風邪」という表現は先生の経験からはクライエント
    の反応が良くないので避けたいとのこと
     
  ③早めに受診すれば休業を避けられる
   



 




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尊厳に寄り添う(渋谷武子)

2017年11月11日 | カウンセリング

(社)産業カウンセラー協会講師渋谷武子先生のセミナー「熟年・高年層の

キャリアカウンセリング事例検討」を受講しました。



 ロールプレイとディスカッション主体の研修でしたが 8年前に65歳で

第1キャリアを卒業した私には等身大の事例が多く 身につまされました。

 現在の我が国は65歳以上が約3000万人、100歳以上が約47,000人

と世界に冠たる高齢王国です。 従って 高齢者が元気になれば後輩に活力を与え

日本を元気にできるのです。



 この世代は 一部の例外的エリートを除いて 体力、知力、立場、役割、収入等の

低下、喪失を経験します。更にはかつての部下が上司になるような視座の逆転、友人や

伴侶の死を通して自らの死とも向き合わなければならないのです。

 そこでカウンセラーには クライエントの過去、現在、これからの職務を中心にした

物語を他の世代にも増して“尊厳に寄り添いながら”心から傾聴する姿勢が求められます。



 更に「この世代は 他の世代と違って未知のキャリアへの挑戦が認められます。

たった1度の人生でやり残した自分のやりがいに挑戦する権利を持った世代なのです」

との渋谷先生のお話は、ご本人も70歳後半とのことで 説得力がありました。


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判定は僕らの問題ではない。

2017年11月03日 | 雑文

 表題は村田諒太(以下敬称略)が 5月22日のWBA世界ミドル級タイトルマッチで不可解な判定負けを喫した

翌朝、帰国の途に就くエンダムにホテルのロビーでかけた言葉です。そしてそのあと「素晴らしい経験をありがとう

昨日は敵だったけれど、今日は友だ」と続きます。

 ご案内のように、WBAのメンドサ会長が村田に対して「申し訳ない」と謝り、ジャッジを処分したことからも

日本人としての身びいきではなく、いかに不可解な判定であったことが分かります。外野の私が怒りで熱くなるのに

当事者である村田の何たるクールさ、人間としての器の大きさ! 尊敬に値します・・・しびれました!

 

 5か月後、10月22日の再戦で、見事雪辱の7回TKO勝ち! しっかり結果も出しました。そして試合後エンダムの

コメント「ムラタはグッドガイ。長くベルトを守ってもらいたい」

 

 両選手の爽やかなスポーツマンシップに拍手を送りたいと思います。

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