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ゆめと(ttm21)です。所感、エピソード等を気ままに綴ってみたいと思います

令和に思う

2019年06月06日 | 経営

「令和」がスタートして1か月が経ちました。「令和」は英語では「ビューティフル・ハーモニー」と紹介されております(良い訳だと思います)。この報道で私が最初に思い浮かべたのは、科学者であり思想家でもあるアーサー・ケストラーが提唱した「ホロン」です。これは「個と全体との有機的な調和(部分でもあり全体でもある)」という概念です。

 

コンサルタントの私が理想としている会社組織が「ホロニックカンパニー」です。すなわち、多様で自律的なメンバーが個々の能力(個性)を最大限に生かしながらかつ一体となって結合(調和)している・・・。そのような会社組織です。

 

 この「令和」の時代に 一つでも多くの「ホロニックカンパニー」が誕生するお手伝いをしたい・・・・と、非力ながら決意を新たにしました。

 

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職場のコミュニケーション

2019年04月29日 | その他心理学

顧問先での講話をご紹介します。


           職場のコミュニケーションについて 

 

職場におけるコミュニケーションの構造を思いっきり要約すると

朝の「おはようございます」に始まり、終業時の「お先に失礼します」「お疲れ様」で終わります。

その間に相手のことを十分に配慮しながら自分の考え・意志をしっかりと伝える 送り手としての<アサーション>があり、それをしっかりと受け止める 受け手としての<傾聴>があるわけです。

 

御社はこのところ 多くの新しいパートナーを受け入れています。この機会にコミュニケーションの原点を皆で見つめ直してみたらいかがでしょうか?

 

昨年11月に昭和女子大で開催された「女性のグローバルキャリアを考える講演会」のビデオを見る機会がありました。その中で特に印象に残ったのがユナイテド航空初の女性旅客機機長となり30年以上もその職にあるデブラ・マッカウさんの言葉です。

「機長としての職務を全うするためにはコミュニケーションが非常に大切です。特に部下・後輩の言葉に誠意をもって耳を傾けること(傾聴)が大切です。それを心掛けたことで今があると思います。」(世界主要航空会社100社のパイロット約15万人のうち、女性パイロットは約8000人、ユナイテド航空では世界最多の940名、機長も300名が在籍する。日本ではまだパイロット20数名で、機長数名とわずか)

 

文教大学元教授で現在産業カウンセラー協会の講師 渡邊忠先生も「コミュニケーションの基本は お互いの傾聴姿勢(すなわち思いやりの心)である」との持論をお持ちです。

 

ということで今回は コミュニケーションにおける挨拶、傾聴、アサーションについて再認識をして頂けたらと思います。

 

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メジャー3000本安打を生んだモチベーション手法(再掲)

2019年04月29日 | 人事労務管理

 イチロー選手の引退にあたり 本稿を再掲させて頂きます。

 MLB通算3000本安打を達成したマーリンズ(当時、引退時はマリナーズ)のイチロー選手がこだわるのは打率ではなくヒットの数だということです。「打率は上がっているときには高いモチベーションを保つことができるが、下降場面ではモチベーションも
下がってしまう。一方でヒットが減ることは無いので、たとえ今の打席が凡打に
終わっても次の打席で一本打って積み重ねて行くことだけを考えれば 日々高い
モチベーションを保つことができる」とのことですが 素晴らしい発想だと思います。

 モラール・モチベーションの研究は私のライフワークの一つですが イチロー選手
の快挙をお祝いする中で 新たな勉強をさせてもらいました。

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レジリエンス(立ち直る力)を育てる

2019年03月26日 | 書評

   表題は「ミルトン・エリクソン心理療法」のサブタイトルです。

 ミルトン・エリクソンはカール・ロジャーズとともに、私のカウンセリングにおける心の師ともいえる存在です。これまでも邦訳で出版された書籍はほとんど読んできましたが、本人自身の著作は極めて少なく、そのほとんどがお弟子さんによる、治療実績の紹介とその神がかり的な手法への礼賛といったものが多かったように思います。

 言ってみれば奇跡の神話集といった趣のものが多かったのですが、本書は3名の共同執筆者のうちの2名が実の娘さんゆえにか(あるいはにもかかわらずか)、冷静・論理的に治療実績を分析しており、極めて実用性の高いものとなっています。

 構成は「ミルトン・エリクソンの略歴」「癒しと健康の土台」「臨床上のストラテジー」の3部からなっています。略歴でその背景を、土台でその哲学的基盤を、そしてストラテージ(戦略)でそのセラピーの具体的手法を知ることが出来ます。

 特に核としてあげられた6つのストラテージ「注意のそらし」「分割」「前進」「暗示」「新たな方向づけ」「利用」はミルトン奇跡の本質が見事に分析されており、私のセラピー・カウンセリングにおいて生涯の座右の書となりそうです。 

 

 

 

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大坂なおみさんから学ぶ<スマイルパワー>

2019年02月28日 | その他心理学

 全豪オープンに優勝し世界ランキング1位となった大坂なおみさんの活躍は

テレビで応援した私の脳裏に今も鮮明に残っています。

 

  決勝の攻防を振り返ると、タイブレークの接戦を制して第1セットを取り、第2セットも

5ゲームを先取して0-40のマッチポイントを握り王手をかけたが、まさかの4ゲームを連取

されての逆転でこのセットを落とした。コートを離れトイレで号泣して気持ちをリセットして

最終セットに臨んだが第1ゲームを(連続5ゲームを)取られるそして悲痛な表情で観客席の

サーチャコーチを見つめる。

 テレビのニュース番組でコメンテーターを務めていた脳科学者の中野信子先生がこの場面を

捉えて解説していました。「コーチが何かゼスチャーで合図を送り、大坂選手は口角を上げて

作り笑顔をしてそれに答えたのです。そして悪い流れを断ち切った反撃が始まり、見事に優勝を

勝ち取りました。これは笑顔の力も大いに効いていたと思います」

 精神科医の大野裕先生によれば、こころの内面の動きと表情や姿勢など外見との関係については

専門的に「インサイドアウト」と「アウトサイドイン」といわれる関係があるそうです。楽しい

気持ちになるから笑うし、悲しい気持ちになるから泣く(インサイドアウト)。一方、アウトサイドイン

というのはその逆で、笑顔になれば楽しい気持ちになるし、背筋を伸ばしてしっかりした姿勢をとれば

気持ちにも張りが出るという関係です。笑顔は免疫機能を強化し、身体的な健康にも良い影響を与える

(癌にもなりにくい)という研究結果も報告されています。興味深いのは米大リーグ入団したときに撮った

写真が笑顔だった選手はそうでなかった選手に比べて選手寿命が長かったという研究結果もあるとのことです。

 

 

 

 

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簡単な足指ストレッチ

2019年02月03日 | 健康管理

私が顧問先の中小企業の全員ミーティングの時間をお借りして行った5分間エクササイズのレジメをご紹介します。

<簡単な足指ストレッチ >

1.足指グーパー

 ①両足の指で握る

  つま先でグーを作るようなイメージで

 ②そのまま足の甲を伸ばす

  ふくらはぎの奥の肌肉が気持ちよく伸びるのを感じながら動かす

 ③足の指を思いきり広げる

  つま先でパーをつくるイメージで、5本の指が全て離れた状態にする

 ④足首を反らし、10秒間キープ  

2.ひろのば(足指を広げて伸ばす)

 ①椅子や床に座り、片方の足を太ももの上に乗せる

 ②足指の間に反対の手の指を入れ、軽く握る

 ③足指を甲の方へ反らして(90°ぐらいが理想)5秒間キープ

 ④足指を足裏の方へ曲げて(曲がるところまで)5秒間キープ 

3.ボール転がし

  硬式のテニスボール(またはゴルフボール)を足裏で転がすだけの簡単ストレッチ。

     足裏をボールでまんべんなく刺激することで程よくほぐすことができる。

   (青竹ふみでも同様の効果が期待できる) 

*効 果

  外反母趾、O脚、X脚、腰痛、肩こり、膝痛・関節リュウマチ、静脈瘤、むくみ、冷え性、

    こむら返り等の改善。つまづき、転倒の予防。顎関節症・歯のかみ合わせの改善・・・等々。

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変化は絶えず起こっており、そして必然である

2018年12月29日 | カウンセリング

 これは解決志向ブリーフセラピー(Solution Focused Brief Therapy →SFBT)の
「4つの発想の前提」のひとつです。(画像は創始者ミルトン・エリクソン)

 SFBTに関する お勧め一押しの 参考文献は「<森・黒沢のワークショップで
学ぶ>解決志向ブリーフセラピー 2002ほんの森出版」です。これ1冊で
十分と言えるほどエッセンスが簡潔にまとめられており、しかもエピソードも
満載で、面白く読みやすい、まさに名著だと思います。

 この本から要点だけ書き出しますと

1.問題には極力焦点を当てず、即 解決に焦点をあてて「より良き未来の状態を
手にいれること」に全力を傾注し 従来の療法と比較すると衝撃的とも言える
くらいブリーフ(短期)に解決に導くセラピーである  

2.中心哲学(3つのルール)
  ①もしうまくいっているのなら、変えようとするな
  ②もし一度やって、うまくいったのなら、またそれをせよ
  ③もしうまくいっていないのであれば、(なんでもいいから)違うことをせよ

3.四つの発想の前提
  ①変化は絶えず起こっており、そして必然である
  ②小さな変化は、大きな変化を生み出す
  ③「解決」について知る方が「問題や」「原因」を把握することよりも有用である。
  ④全てのクライエントは、解決のためのリソース(資源、資質)を持っており、
解決のエキスパートである

4.面接マニュアル(5つのステップ)
  ①クライエントとセラピスト(カウンセラー)関係の査定(アセスメント)
  ②ゴールについての話し合い
  ③解決に向けての有効な質問(ソリューショントーク)
  ④介入
  ⑤ゴール・メンテナンス
 

 

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人間は、自分の話を真剣に聞いてくれる人が好きなんだ

2018年11月30日 | 書評

 表題は久野康成・井上ゆかり(写真)両氏による共著「もし、かけだしの

カウンセラーが経営コンサルタントになったら」の本文から拾ったものです。

 経営コンサルタントでカウンセリングを勉強中の私にとっては、非常に
関心をそそられるタイトルです。内容は井上さんの分身ともいうべき
マネジメントセラピスト(カウンセラー)が父性系リーダーシップが主流の
企業組織において、母性系リーダーシップ(カウンセリング)を駆使して
組織がぶつかる壁を乗り越えていく物語です。

 読了後、組織に求められる2つのリーダーシップP・Mを再認識しました。
(P:目的の達成:パフォーマンス、M:メンテナンス:組織の調和・維持)

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建設的相互作用<協調学習のキーワード>

2018年11月01日 | 放送大学

放送大学の「教育心理学概論」を修了して 特に印象に残ったものを記します。


*いま教育現場では「協調学習」が,これからの急激な変化の時代に適応できる人材育成のための、新しい教育形態の本命では

  ないかと言われ、日本だけではなく世界中で様々な研究と試みが行われています。

 

 ・従来型:学校において、先生が正解(正しい知識)を生徒に教える。

 

 ・これからの教育(代表的な一例):知識は自宅で学ぶ(オンデマンド:PC,TV

   学校においては、生徒をグループ(小集団:3~5人)に分け、学んだ知識を生かして、先生の与えた応用問題を

   グループでの討議を通して正解にたどり着く。(但し正解は一つではない)

   ※男女比、人種比をみる等の特別な目的がない限り、グループ内にダイバシティ―が確保されていることが望ましい。

 

*これらの試みのバックボーンとしては「建設的相互作用」の存在がある。

  すなわち、これは知的な解を求める対話の中で、起こる知的な化学変化で、それぞれが違った形で自らの「賢さの質」を

  上げているという様々な実験結果が報告されている。

   

*弟子のプラトン、アリストテレスとともに、最高峰の哲学者とされるソクラテス(BC469頃〜322)が喝破した

 「最高の学びは対話を通じてのみ得られる」という言葉が現代によみがえった様に感じました。

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クライエントの人格の変化は一つの方向を持っている<ロジャーズの課程尺度>

2018年09月29日 | カウンセリング

 産業カウンセラー協会講師渋谷武子先生のセミナー「ロジャーズの課程尺度を学ぶ」を
受講しました。

 ロジャーズは、カウンセリングを受け続けている人々の初期の自己像と終結時の
自己像とを比べたとき、ある一つの傾向があることに気づきました。それは性にも
学歴にも社会的地位にもそのほかのあらゆる条件にも関係なく、全ての人間に同じに
認められるものでした。彼はこの傾向を数字で置き換えました。そのための物差しが
「課程尺度」と言われています。(岸田博:写真 来談者中心カウンセリング私論)

 岸田先生の著作からの抜粋をテキストにして演習を行いました。ロジャーズが
ストランドと呼んだ、7つの要素・要因をそれぞれ7つの課程段階で評価し、
計49のどの段階にあるか判定するものです。


ちなみに7つのストランドとは

1.感情の個人的意味

2.体験課程の様式

3.不一致の度合

4.自己の伝達

5.自己構成概念

6.問題の関係

7.対人関係      で


7つの課程段階とは

不適応から適応、固定から流動への課程段階です。



この課程尺度を利用することにより
CLがどの段階にいるか知ることが出来、適切なスキルの選択等が可能になります。


私の友人で認知行動療法が効果を発揮できなかった事例が2件続きましたが
この知見を得ることで 永年の疑問が氷解しました。
すなわちCLが認知行動療法を行う課程に至っていなかったということです。

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