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ゆめと(ttm21)です。所感、エピソード等を気ままに綴ってみたいと思います

幸福とは?

2019年12月31日 | その他心理学

顧問先企業における本年最終レクチャーのレジメです。 

 

幸福学研究者前野隆司教授(慶応義塾大学)の提唱する

     「幸せの4因子」(幸せの四つ葉のクローバー) 

 

1.「やってみよう!」因子(自己実現と成長の因子)

  ・自分の得意なことを伸ばす楽しみ

  ・オタク・達人を目指せ!→みんなが多様な夢を実現する社会へ 

2.「ありがとう!」因子(つながりと感謝の因子)

  ・たくさんの友人よりも多様な友人を

  ・人を幸せにする(喜ばせる、親切にする)と自分も幸せになる

   →私を大切に思ってくれる人たちがいることや親切に感謝する  

3.「なんとかなる!」因子(前向きと楽観の因子)

  ・楽観性(きっとうまくいく)

  ・気持ちの切り替え(失敗や不安を引きずらない)

   →今度はきっとうまくいく

  ・自己受容(自分なりに頑張ってきた)  

4.「ありのままに!」因子(独立と自分らしさの因子)

  ・あなたらしく(他者と比較しない)

  ・自分をはっきり持っている(マイペース、和して同ぜず:2との関連) 

 

*宮城まり子(法政大学キャリアデザイン学部)教授による

「幸福感をもたらす要因」とは 

 1.心身の健康

 2.生活の安定(経済的安定)

 3.良好な人間関係(職場、家庭、社会、地域)

 4.キャリア充実感(働きがい・生きがい)

 5.楽しみのある人生

 6.肯定的な自己概念(ありのままの自己受容)

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働き方改革と「労働の人間化」

2019年12月02日 | 人事労務管理
 政府が推進している働き方改革に対して世論の傾向は、どうも時短(労働時間の短縮)に議論が集中し過ぎているように感じます。
   しかし充実した人生を送るためには、労働の量(時間)のみではなく、
その質についても議論を深めるべきだと思います。
 
 「労働の人間化のために 個人と組織、さらには社会を動かす人、
そのために学び続け、人生を生きる人」それがキャリア・コンサルタントだ。

これはキャリア・コンサルタントである私が日頃から胸に刻んでいる 
日本産業カウンセリング学会特別顧問、元筑波大学教授木村周先生のお言葉です。
 
先生は労働の人間化の要点として次の6点をあげています
(1)仕事の内容に適当な変化があること
(2)仕事から学ぶことがあること
(3)仕事に自律性があること
(4)仕事に人間的なつながりがあること
(5)仕事に社会的な意義があること
(6)働くこと、学ぶことが何らかの意味で良き未来につながること
 
注:「労働の人間化(humanization of work)」とは労働をより人間的なものにするための方策の総称。
 
 
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