【横浜Fマリノスvsサンフレッチェ広島】
サッカーに限らず勝負事というのは相対的なもので、どんなにいいプレーをしても勝てないときもあれば、とてつもなくひどい内容でも勝つこともあるわけです。
いい加減そんなことは理解しているのですが、今日のマリノスは完全に後者でした。
そんな試合の観戦記です。
【試合前】
ゴールデンウィーク初日の土曜日。仕事はお休みなのでサッカーを観にいくことにする。
日程をチェックすると日産スタジアムでのゲームが。
リーグ戦3連敗中とはいえ、相手が不調で監督交代した広島ならと思い、チケットを前売で購入。
3年前、当時の横浜国際に行ったときにはレッズに0-1で惜敗。
おまけに松田が退場するわ、波戸が交代枠を使い切ったあと負傷退場するという試合だったので、今度こそいい試合をして勝って欲しいと思うわけです。
雨が降ったり止んだりのはっきりしない天気の中、12時過ぎに家を出発。
試合開始1時間前に日産スタジアムに到着。降っていた雨は試合直前にどうにか止んでくれました。
こちらは、まだ雨の降っていた試合前の1シーン。マリノス君カサ持って突っ立っています。
さて、スターティングイレブンは以下の通り。
横浜Fマリノス GK21榎本哲 DF3松田・4那須・30栗原 MF7田中隼・8マグロン・24塩川・29狩野・35河合 FW9久保・17吉田
サンフレッチェ広島 GK1下田 DF3小村・18吉弘・19盛田 MF5駒野・14戸田・17服部・25高柳 FW9上野・10ウェズレイ・11佐藤寿
広島はベット・ジニーニョ・森崎和・前田といったところが不在。ウェズレイをトップ下に置く3トップで臨む。
また、横浜の高さへの対策か、3バックの一角にはディフェンダーにコンバートされた利き足(?)頭の盛田を起用。
一方、ケガ人続出のマリノス。主なところだけでもドゥトラ・上野・マルケス・平野・坂田・清水が離脱中。
さらにコンディション不良の奥・中澤はベンチスタート(結局出場せず)。
ドゥトラも平野もいない左サイドは塩川。トップ下には期待の狩野。2トップの一角に吉田という布陣で試合開始です。
【最悪の前半】
ところが、ももんがの期待空しく前半はひどい展開。
マリノスは押し込むものの、手数をかけすぎるため広島に引かれてスペースを消されてしまう。
そのうえピッチがスリッピーなせいもあり、肝心なところでパスミスが続出してリズムをつかめず。
これに対し広島はどうにか守っているものの、攻撃はロングボールを出して佐藤を走らせるだけというへっぽこサッカー。
低いレベルでの膠着状態という去年観た試合の悪夢がよぎる中、さらに最悪の状況が。
40分、下田のゴールキックから佐藤が抜け出して角度のないところからシュート。これがゴールに吸い込まれ広島先制。
そして、そのまま前半終了。あきれ果ててものも言えません。
【後半】
後半になっても攻めがぴりっとしないマリノス、守るだけの広島というあいかわらずの展開。
マリノスは54分、狩野に代え大島を投入。その後久保が何度かシュートチャンスを得るもののゴールを奪えず。
77分、岡田監督はマグロン、塩川に代えてハーフナー・マイク、山瀬幸宏の2人を同時投入。3トップに変更して勝負を賭ける。
79分、広島は1点を守りきろうと戸田を下げディフェンダーの八田を投入。
ところがその直後、エリア内で盛田がマイクを倒してイエロー。マリノスはPKの大チャンス。
しかし、この試合プレースキッカーをつとめていた狩野とマグロンはすでに下がり、奥は出場せず、ドゥトラと平野はもとよりベンチ外。
誰が蹴るのか騒然となるゴール裏、そしてスポットに向かったのは・・・キャプテン松田(うわ~)。
悲鳴にも似た歓声の中、これを難なく決め同点。
勝ち点3を取るため攻勢をかけるマリノス。
そして後半44分、田中隼磨のクロスをマイクが落としたところに吉田が頭から飛び込んでついに勝ち越し。
ロスタイム3分を守りきり、そのままタイムアップ。リーグ戦6試合ぶりの勝利です。
思い出しつつ書いていたら疲れたので、感想などはまた明日にでも。