孫たちがね~・・・
お爺ちゃん、お婆ちゃんのいるお家に遊びに来るお孫さん。
遊びに来てくれると直ぐに仏さまにお参りしてくれるんですよ。
「お~、それはいいですね!お育てですね・・・」
これにはからくりがありまして、お孫ちゃんの好きなお菓子をお供えしておくのだそうです。
それが楽しみでお仏壇にお参りするのだそうです。
嬉しそうにお菓子を手にして居間にくる孫に、「仏さまがいいよって言ったの?」って尋ねると「いいよ!って言ったよ。」
可愛いですね・・・
仏さまのお顔を見ながら尋ねたのでしょうね・・・いえいえ、「ダメだよ!」なんて言葉は頭にないのでしょう。
そんなお話を聞かせていただきながら幼かった娘のことを思い出していました。
誰からだったのでしょうか、早く開けたいプレゼント、「ナンマンちゃんに見せておいでよ!」って言ったら「分かった!」ってタッタッタッタッタ・・・と足早にお内仏へと向かうのです。
速攻で帰って来ました、「ナンマンちゃんにみせたの?」「うん、見せた!」
「どうやって見せたん?」「こうやって!」って紙袋を両手で持ち上げナンマンちゃんに見せたというのです・・・
そのひと時を思うに堪らなく可愛くなります・・・
心は紙袋の中なのです・・・
開けたくて堪らないのです・・・
その心を胸に置きながらナンマンちゃんに見せているのです。
「よかったね!いただいたん?」って優しい声が聞こえたのでしょうか・・・
否、その声を背中に聞きながら居間に駆けていたのでしょうね。
懐かしいな~・・・
いろんなお育てをいただきます。
合わすことのない手を胸元に合わさせていただいたら、お陰さまを喜びたいですね。