「もう帰るんですか?」・・・
昨日、震災に遭われた方々のところに管総理が訪問された。
別に管さんに対して好意的なものがある訳ではないのですが、
その姿を見ると気の毒に思えてなりませんでした。
どうしていいやら、何を言っていいやら・・・
早くこの場を立ち去りたい、そんな思いだったのかもしれません。
会場を立ち去ろうとするとき、「もう帰るんですか?待ってたんですけど・・・」
素通りされたのか、言葉もなく通り過ぎたのか分かりませんが、管さんを引き止めました。
「そんなつもりはありません・・・」
謝罪の気持ちは皆さんに対して持たれているのでしょう・・・
申し訳ない気持ちであの場に行かれたことは間違いないと思うのです、否、そう思いたいのです。
勿論、声を荒げて意見される気持ちも最もだと思います。
私も一応住職として徳正寺を護持させていただいています。
多くのご門徒の方々に住職としてどう接していこう・・・
「オレが住職だ!」って偉そうにいくのか・・・流石にこれは違うやろ・・・って私みたいな者でも思う。
すれば、どうやって・・・
私の心の師は、誰とでもどのような人でも同じように接して下さいます。
勿論、私みたいな者にでも優しくして下さいます。
そうだ、こうやって接していこう!
レベルは違えども真似事でもそうしよう!
外面だけを飾り、どこまでも心から優しく出来るような私ではないのですが、
誰とでもどのような方でも年上でも年下でも同じ様に接していこう・・・
時には腹の中が煮えくりかえるようなようなこともありますが・・・
いつだったか、ご門徒に言われた、
「住職は、私とあの人との接し方が違う。あの人には親しくするが私には・・・」
そんなつもりもなく、その方に嫌悪感を持ったこともないのですが・・・
えっ、なんじゃそりゃ!って思い、「そんな気持ちはありません!」
って言うも聞いてくれず、「何を言うか!」っていう態度。
それでも頭を下げて帰ったことがありました。
何かそう感じることが私の態度にあったのでしょうね・・・
否、腹の中が見えたのかもしれません。
でも、正直これ以上のことを望まれても・・・
これが私にできるいっぱいいっぱいなのです。
お飾り住職のいっぱいいっぱい・・・
こんな住職で申し訳ない・・・
こんな私でも苦手な人はいますもん。
ご門徒さんと接するうえで
日頃から意識してることは
挨拶の時
「○○さん、こんにちは」って
名前を必ず呼ぶことくらいかなぁ。
なんか、ぞんざいなもの言いというか
カチンとくる話し方する方には
その人と同じような言葉使いするとか…
高等テクニックですが
意外に心がシンクロしてみたりするし…
私、目指すところがジェダイですから
すいません
意味不明ですね。
しかもできるだけ下の名前で・・・
でも、それが嫌な方もおられるのでしょうね。
このブログに出ている方も下の名前で呼ばせていただいていたのですが、「その名前で呼ぶのも止めてもらいたい。あなたより立派な方でも私のことを名字で呼ぶんだから・・・○○さんと呼んで下さい」「すいませんでした。名前で呼ぶお付き合いができないんですね。私は、親しみを込めて呼ばせていただいていたのですが・・・」
横を向かれました・・・
そこまで言わしめた私の態度が問題なのでしょうが、正直切れかかっていました。
私も体育会系ですので先輩を敬う気持ちは常に持っているつもりなのですが・・・
どうなんでしょうね・・・
名字で呼べば「そんな他人行儀な・・・!」っておっしゃられ飾ることもなく親子のように、兄弟のようにお付き合い下さる方もおられます。ひょっとしたら他のご門徒の中にも同じ様に不快に思われている方がおられるのかな~って落ち込んだりもしました。
私には、到底え~ちゃんのような高等テクニックはできません。流石やな~ってよませていただいたのですが、私の口でそんなことをしたら不協和音が・・・
ところで、ジェダイって何ですか?スターウォーズで「ジェダイの復讐」っていう映画があったような気がしますが・・・
ジェダイはスターウォーズのジェダイです。
一言でいうと超能力者ということなんですかな。ある先生から「坊さんはコミュニケーションの達人たれ、目つき顔つきで何を考えてるかを察しないと」と言われ、あーそれってジェダイねと、一人で勝手に思ってるだけです。
スターウォーズ、全然分からないもので・・・
コミュ二ケーションの達人か・・・無理かな・・・?
一番不得意なところです。一人を好むけど淋しがり屋の私。
目つき顔つきで何を考えているか察して、追討ちをかけるえ~ちゃんはある意味「ジェダイの復讐」・・・違うか・・・(すいません)
でも、やっぱり仏さまのご縁をいただき集わせていただいた時ぐらいは優しくありたいと思います。一人ぼっちのものも、淋しがり屋のものも、怒りっぽいものも、みんなみんな仏の子。
仏さまがおはたらきくださることを感じながら・・・大切にありたい。