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月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

若有栽縫

2009年11月24日 22時13分04秒 | 仏々相念(住職日記)
ごめん、また踏んでしもーた・・・

立居振舞が悪いのでしょうね、
お衣の裾をよく踏んでしまいます。

バタバタしていてドアのノブに袖を引っ掛ける。
輪袈裟を引っ掛ける・・・

「ビリッ!」「ブチッ!」

「ワッ、またやってしもうたーっ」

坊守に言えばいいや・・・
「ごめん、また縫っとって・・・」
「ワァ、これはひどいね・・・」

すぐに裁縫道具を出し縫って下さる。
太陽の光に向かいひと針ひと針・・・

縫物をしている坊守の側にいると優しくなれます。
ホッとできるのです・・・

私の祖母は夜遅くまで裁縫の仕事をしていました。
両親が仏事に出て帰りが遅いと
寂しかったのでしょうね、いつも祖母の部屋に行っていました。
今頃だとストーブガンガンに焚いてて、
そのストーブの前でいつもウトウトしてました・・・
その側でテレビを見ながら針を進める・・・
時々、糸をベンベン鳴らしながら・・・

あの寂しさを抱えながらのひと時に帰るのでしょうか・・・
懐かしいなぁ~

この時季、坊守の指は切れてしまいます。
ちょっとサカムゲになっても痛いのに・・・
親指が切れてるからリモコンキーも押せないのに・・・

申し訳ない・・・

チラッと坊守のお衣に目が行くと、
解れたところを安全ピンで仮に留めていた・・・

痛いのにゴメンヨ・・・                           

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