辛かったろうな~・・・
先日の愛媛新聞のコラムに足利事件のことが書かれていました。
DNA鑑定を証拠に突き付けられ虚偽の自白をしてしまう菅家さん。
外界から隔絶された状態で、無実の訴えが否定され続ける・・・
最後には無力感に襲われ身に覚えのない罪を認めてしまう・・・
怖いことです・・・
もう3年以上になります。
夕方、町方面より自坊に帰っていますと、
U警察署まえで警官が止まれの旗を振っているのです。
「あっ、可哀そうに前の車のドライバー、シートベルトしてなかったんだ」
と思ったのもつかの間、その旗を振られていたのは私に対してだった。
「あなた、シートベルトしてなかったですね!」
「見張りに立っている方の間違いでしょ!確認してください!」
「今、確認しましたが間違いなくあなたはシートベルトをしてなかったそうです!」
「私は、間違いなくしていました!どうするんですか?」
「このような場合、調書を取ることになっています。署の中に入って下さい。」
初めて取調室?に入りました。
窓もない、空気の澱んだ空間。
ドラマと同じように真ん中に机があり、パイプいすが奥と手前・・・
奥に座りこれまでの状況を書面に書かれる。
その途中、私が呼んでいた見張りをしていた私服警官が入ってきた。
開口一番、
「ワシはこの目で30年生きてきた。
あんたに恨みは無いが、間違いなく絶対シートベルトをしていなかった!」
「それ可笑しくないですか!そしたら私がしていたという絶対はどこにいくんか!」
何も聞いてもらえず、もちろん謝罪もなく彼は出て行った。
調書を書いていた警官に訊いた、
「これ可笑しくないですか!こんなことが罷り通るのですか?
あなたはどう思うのですか?
「どちらかを信用せよと言うなら、私は同僚を信じます。」
これは辛かったな~、密室の中で責められ
あれ?ひょっとしたらしてなかったのか・・・って一瞬思った・・・
あぁ・・・間違いなく冤罪ってあるよなって確信しました。
これも良いご縁でした・・・
信じてもらえない辛さ、痛いほど分からせてもらいました。
今までどれだけの人を疑ってきたことか・・・
そのことでどれだけの人が悲しい思いをしてきたことか・・・
申し訳ない・・・
こんな疑ってばかりの私なのに
今日も抱きしめて下さるあなたでしたね・・・
ありがとう・・・
先日の愛媛新聞のコラムに足利事件のことが書かれていました。
DNA鑑定を証拠に突き付けられ虚偽の自白をしてしまう菅家さん。
外界から隔絶された状態で、無実の訴えが否定され続ける・・・
最後には無力感に襲われ身に覚えのない罪を認めてしまう・・・
怖いことです・・・
もう3年以上になります。
夕方、町方面より自坊に帰っていますと、
U警察署まえで警官が止まれの旗を振っているのです。
「あっ、可哀そうに前の車のドライバー、シートベルトしてなかったんだ」
と思ったのもつかの間、その旗を振られていたのは私に対してだった。
「あなた、シートベルトしてなかったですね!」
「見張りに立っている方の間違いでしょ!確認してください!」
「今、確認しましたが間違いなくあなたはシートベルトをしてなかったそうです!」
「私は、間違いなくしていました!どうするんですか?」
「このような場合、調書を取ることになっています。署の中に入って下さい。」
初めて取調室?に入りました。
窓もない、空気の澱んだ空間。
ドラマと同じように真ん中に机があり、パイプいすが奥と手前・・・
奥に座りこれまでの状況を書面に書かれる。
その途中、私が呼んでいた見張りをしていた私服警官が入ってきた。
開口一番、
「ワシはこの目で30年生きてきた。
あんたに恨みは無いが、間違いなく絶対シートベルトをしていなかった!」
「それ可笑しくないですか!そしたら私がしていたという絶対はどこにいくんか!」
何も聞いてもらえず、もちろん謝罪もなく彼は出て行った。
調書を書いていた警官に訊いた、
「これ可笑しくないですか!こんなことが罷り通るのですか?
あなたはどう思うのですか?
「どちらかを信用せよと言うなら、私は同僚を信じます。」
これは辛かったな~、密室の中で責められ
あれ?ひょっとしたらしてなかったのか・・・って一瞬思った・・・
あぁ・・・間違いなく冤罪ってあるよなって確信しました。
これも良いご縁でした・・・
信じてもらえない辛さ、痛いほど分からせてもらいました。
今までどれだけの人を疑ってきたことか・・・
そのことでどれだけの人が悲しい思いをしてきたことか・・・
申し訳ない・・・
こんな疑ってばかりの私なのに
今日も抱きしめて下さるあなたでしたね・・・
ありがとう・・・
