月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

慈悲之音

2013年09月29日 19時20分09秒 | 仏々相念(住職日記)

オブリガード・・・

 

きれいなもんやな~って背中に聞く声。

お勤めの有難さに出会ったような気がします。

 

本日、仏婦物故者追悼法要・秋季彼岸会をお勤めさせていただきました。

少々、暑くはなりましたが晴れ渡る空の下、

お浄土のお荘厳の前に座らせていただいたことです。

 

お勤めは「宗祖讃仰作法」(音楽法要)。

今月の常例でもお勤めさせていただいたのですが

優しいひと時をいただいたことです。

今日はピアノ演奏をしていただいてのお勤め、

大分、音を外しっぱなしのコイツでしたが

お参りされた方々のきれいな声でカバーしていただいたことです。

 

和讃のところでは高いパートで歌って下さる(オブリガード)方がいて感動したことです。

「南無阿弥陀仏」と声を発し重ねて下さっていたそうです。

きれいでした。

 

この方はピアノの先生ですのでいろんなものに興味を持って下さいます。

「喚鐘もたたいてみたい・・・」そう坊守につぶやいたことがあったらしく

「それこそ」ってんで今日打っていただいたことです。

どんどん興味持ていただいて

どんどんしていただければコイツもうれしいです。

本堂はコイツの持ち物ではなくご門徒皆様のものであります。

見て触って発してお浄土を感じてくださればいいと思います。

 

最後の御消息ではやっぱり泣けて・・・

言葉になりません、コイツ。

 

ご法話の間では

ご門徒が三味線を弾いて下さり

懐かしい歌を皆で歌ったことです。

歌って皆好きなんでしょうね、

楽しそうに歌っておられました。

3年前に一度「お待ち受け法要」のときに弾いていただいたのですが

より上達なされている感が素人でも感じられたことです。

 

ご法話は大阪出身だということで笑いを交えながら楽しく話を進めて下さいました。

やっぱり楽しい話だと聞く方も食いつきやすいのでしょう、

ニコニコしながらお聴聞される姿が見受けられました。

日々、コイツの暗い法話を聞いているから反動がくるのでしょうか・・・

あんなに喋れたらって思うにやっぱりできんコイツ。

やっぱりコイツなりにコイツのペースでボツボツさせていただきます。

 

お陰で、穏やかであたたかいひと時をいただきました。

感動あり、笑いあり、涙あり・・・

心地いい疲れがでます・・・

 

またのご縁、

今日来ていただいた方もこれなかった方も

是非お参りください。

 

今日、初めてお参りくださった方もおられました。

あ~、この方が参ってくれた・・・

えっ、この方どなたなんだろう・・・

でもその方の横には知って下さる方がいて、

あ~、誘い合わせて来て下さったんだ・・・

つながりができてうれしいです。

 

優しいひと時に包まれていかがでしたでしょうか・・・

 

仏法でつながる。

阿弥陀さまに願われている尊いつながり。

 

ず~っと、

お浄土のお荘厳整えてお待ちしています。

一緒に感動しましょう!