月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

秋雨前線

2010年09月23日 18時45分23秒 | 仏々相念(住職日記)
三ヶ月先・・・

秋雨前線が南下して冷たい空気が入ってきたそうです。
東京では昨日35度あった気温が17度になったとか、
これは真夏から一気に11月の気温になったようなこと。
秋がないかもしれません。
異常ですね・・・
体調管理には気を付けましょう。

さて、今日お参りさせていただいたお家はお母さんの1年忌。
葬儀・出棺と気丈にしていた喪主様が火葬場にて棺に寄りかかるように崩れ落ちられました。
衝撃的な姿でした・・・
離れたくない、そんな思いの表れでしょう。
今もその姿が我目に焼き付いています。

「早いですね、1年。あの時は・・・」って大阪から帰省されていた妹さん。
もう表白から涙涙・・・
その涙で喪主様も・・・
平生は一緒に御三部経もお勤めなされるのに、お経になりませんでした。

もの凄くいい空気でした・・・優しく、切なく。

お浄土にお生まれになられ、今も尚この私を救わんが為にご苦労下さる親心。
泣いているそのまんま・・・
笑っているそのまんま・・・
いつでも、どこでも抱きしめられていた私。

一雨一雨、寒くなります。
身体に力を入れて歩まないといけない季節。

一粒一粒流れる寂しい涙、優しく温かく包み込んで下さるおはたらきに出会いました・・・