月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

秋之爽風

2010年09月14日 21時16分35秒 | 仏々相念(住職日記)
なぜか泣きそうに・・・

昨日の夜から涼しくなりました。
私は天気予報が大好きなのですが、「凄いな~、良く合うな~」
寒いくらいでした・・・

今日の夕ご飯も皆元気で美味しくいただきました。
皆さんのお家ではどのようなご飯でしたか?

坊守に怒られるかもしれませんが、今日のご飯は「おでん」でした。
窓からの秋を感じながら、「おでんが美味しくなるね!」
おでん、ときたらやっぱりビールでしょう・・・
美味しいおでんをいただきながら「プシュ!」「グビグビ」

平生はセーブする息子もやっぱり食べたいのですね、美味しそうにいただいていました。
娘も勉強づけの毎日の中、力を抜きながら美味しそうにパクパク・・・
何のこともない変わらない毎日のひと時・・・
泣きそうになり、ゴボウ天を食べビールを飲み・・・ごまかす

どうしたんでしょう・・・
暑さに負けないように張りつめていた心が涼やかな風に緩んだんでしょうか・・・

何もないけど・・・俺、幸せです、この立ち位置でよかった。

これから過ごしやすい日になりますね。
お聴聞も爽やかな中で喜ばせていただきましょう!

常例法座・・・今月16日 朝10時
徳正寺仏婦追悼法要・彼岸法要・・・今月18日 昼1時        

21年前の押し葉のはなし

2010年09月14日 21時01分48秒 | ふうわりふわり(坊守日記)
今日は『教行信証』の勉強会に出席してきました。
講師の岡本法治先生はとても穏やかな方で、講義もゆっくり丁寧にしていただきましたので、三時間引き込まれていました。
親鸞聖人のお言葉を声に出して読ませていただきながら、このみおしえに遇わせていただいた深いご縁をもったいなく頂戴したことです。

それに今日の講義で使うために学生時代に使っていた『真宗聖教全書』を開くと、紅葉や照葉の押し葉が何枚かはさんでありました。
葉っぱの裏には「89年11月東福寺にて」「89年11月二条城」「高雄にて」「永観堂にて」などと書いてあります。
卒業してからは新しく編纂されたお聖教(註釈版)を使うことが多かったので、押し葉も21年間じっとはさまったままだったのです。
今朝、支度をするのにそれを見つけ、とっても懐かしく京都の景色を思い出しながら、娘に「ねぇ、こんな情緒のあることしてるよ」って話すと、「今まで忘れてたってことは、その本ずっとしまいっぱなしだったんじゃないの?」と辛口コメントをいただいた次第。
『教行信証』という書物は全編漢文のお聖教ですが、これからは少しずつでも漢文で書かれた親鸞聖人のお言葉を声に出して読んでみようと思います。

「阿弥陀様はいつでも一緒にいてくださって、本当に安心できる場所となってくださるから、お念仏は次の一歩を踏み出す勇気となるのです。」
という岡本先生のおはなしに、ぽんと背中を押していただいたような気がしました。

有り難いご縁でした。

お日さま待ちのはなし

2010年09月14日 06時24分24秒 | ふうわりふわり(坊守日記)
おはようございます!

昨夜はとても涼しかったですね。
タオルケット一枚では寒いくらいでした。
そろそろ、秋物の準備をしなければいけませんね。

今日は、親鸞聖人の主著である『教行信証』の勉強会に出席して講義を受けてきます。
学生時代を思い出すと「あの頃にもっと真面目に聴いていれば…」とやや後悔も残るところです。
が、今この年になって学ぶとまた深く、別の角度から味わえるのではないかと楽しみです。


写真は、境内のお花です。
暗いうちはつぼんでいますが、日中はきれいに咲いて本堂への参道を明るくしてくれます。
今は「お日さま待ち」といったところでしょうか。
何度も何度もお日さまに会って花を咲かせるなんて、今日のわたしの思いと重なります。
わたしもお日さまのような親鸞聖人のまことの言葉に触れて、心に花を咲かせてきます。

みなさんは、今日どんなに咲きますか?
さあて、今日もいちにち願生(がんば)りましょう!