限りなくmoonshine...

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ルーリン彗星、最接近。

2009-02-26 23:59:59 | Favorites

2007年に発見された、軌道周期が数万年にもなる彗星、ルーリン彗星が最接近している。
どのくらい最接近かというと、0.4天文単位らしいので、地球から太陽までの距離の 0.4倍。
約 6,000万km ってとこかな。地球から最も近い惑星である火星までが平均 7,800万km なので、
それよりも内側。また、地球から月までの距離は 38万km なので、その約 160倍。
近いのやら遠いのやら。
今日26日が、再接近直後の衝ということで、もっとも観測しやすいのだけど…。
ここ数日、関東は雨や曇りで星は全く見えない。
今月初めくらいから気にはしていたのに、最接近のときでいいやと高を括っていた。

この彗星、太陽系の惑星が太陽のまわりを公転している方向とは逆に回る軌道らしく、見えてる
期間が非常に短い。また、青白~薄緑色っぽい色らしいので、非常に綺麗だそうだ。
4等星クラスということなので、自宅周辺じゃ肉眼ではちょっと無理かな。
アストロアーツによると、ここ数日は、しし座あたりに見えるとのこと。軌道が逆だけあって、
1時間もしないうちに移動しているのがわかるほど、見た目の速度が速いらしい。

観測報告を色々と見ていたら、イオンテイルが非常に綺麗に見えているとのこと。
彗星の、所謂しっぽであるダストテイルも、写真を見ていると結構長くなっている気がする。
自らしっぽ団員である各種しっぽマニアとしては、これは外すわけにはいかない気がする。

今日はもう、この分厚い雲を見る限り望みはなさそう。せめて明日だけでも。
とはいえここ数年、流星群をはじめ各種天体ショーは、雨か曇りで全く見ることができてない。
毎年見えるはずの流星群ですらそんな調子なんだから、数万年に一度しか見ることができない
ような彗星ならば、なおさら出会えるはずも無いか。

ここはフットワーク軽く、有名天体観測地にでも向かうべきだが、その行動力は無し。