日本の花・花を詠んだ句

日本に咲いている四季の花・花を詠んだ句を紹介します♪

母の日の 更に芍薬 ひらきけり

2021年05月11日 | 夏の花


5月になり小庭には、日本芍薬(にほんしゃくやく)が見頃を迎えています。
小さな球根から育てて3年目になります。

ゴールデンウィークが始まる頃に大輪の白が咲きはじめ・・・
一昨日の母の日には、濃いピンクや淡いピンクも咲きました。
大きな花や小さな花がありますが、美しい花々に癒されております。

「母の日の 更に芍薬 ひらきけり」

大正時代〜平成時代に活躍された俳人「百合山 羽公(ゆりやま うこう)」が詠んだ句です。

◎芍薬(しゃくやく)→夏の季語

芍薬の歴史は古く、平安時代に薬用として渡来しました。
現在でも、乾燥させた芍薬の根は漢方薬として活用されています。
その後、室町時代の頃から観賞用として栽培されるようになり、
江戸時代には、園芸品種として改良が進み多くの品種が誕生しました。

「立てば芍薬(しゃくやく)、座れば牡丹(ぼたん)、歩く姿は百合(ゆり)の花」という
美しい女性を花にたとえたことわざは、古くから慣れ親しまれていますね♡
コメント
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