本当に悪いことをしたかどうかはわかりません。
警察に逮捕されても、新聞で犯人のように書かれていても、
その人が本当に犯人かどうかは裁判で有罪となるまではわかりません。
それどころか、裁判でも間違えて、無実の人を犯人としてしまうことがあります。
そんな間違いが決して起こらないように、弁護人が必要なのです。
悪いことをした人でも法律に基づいて正しく裁かれなければなりません。
どんな犯罪を犯した人でも、法律に基づいた公正な手続きで裁かれなければ、
私たちは裁判を信頼することができなくなってしまいます。
公正な手続で裁判が行われているか、
チェックするために弁護人が必要なのです。
真実に近づくために。
警察・検察といった捜査機関は、犯罪を摘発し処罰を求めることが役割です。
しかし、犯人を追及する立場の捜査機関側の言い分だけを聞いていたのでは、
決して、真実はわかりません。
事件に、様々な角度から照らすことによって、はじめて、真実が浮かび上がってきます。
事件の本当の姿を知るために弁護人が必要なのです。