循環型社会って何!

国の廃棄物政策やごみ処理新技術の危うさを考えるブログ-津川敬

支持率の危険

2009年05月06日 | 廃棄物政策
「落ち着けと、いいつつはしゃぐ、バカとハゲ」。TBSラジオ名物の川柳コーナーに寄せられたリスナーからの傑作である。とりわけ舛添の異様なハイテンションぶりには開いた口が塞がらない。
 5月1日未明、1時半から開いた緊急会見は全マスコミを白けさせた。「横浜からさきほど通報がありました。カナダから帰国した方に新型インフルエンザの可能性がある」「国民の皆さん、落ち着いて行動してください」。だが結局、患者は陰性だった。
 舛添要一。この男ほどパフォーマンス好きで、他人に責任をなすりつける名人はいない。昨年、社保庁の不正が明るみに出たあと、鬼の首でも取ったように「この連中は一人残らず牢屋に入ってもらう」と大見得を切った。だがその後、それを実行した話は伝わっていない。
 1日の記者会見についても「横浜市に電話を入れたがまるで繋がらない。危機管理はどうなっているのか」と怒鳴って見せたが、先に本人が横浜の名を口にしたために市民が一斉に市役所へ電話をかけたのである。舛添のパフォーマンスは中田宏横浜市長によって「大臣こそ落ち着いて貰いたい」とあっさり切り返された。赤っ恥もいいところだ。
 だが気をつけるべきは国家レベルのクライシスや異変がつづくと時の権力(与党)の支持率が上昇することだ。麻生も舛添も十分それを知っているから舞台装置を大掛かりにして危機感を煽りまくったのである。現に今日(6日)現在、成田からの帰国者に感染者は出ていない。
 北朝鮮の「飛翔体」に対抗するように迎撃ミサイルのパレードを見せつけたり、WHOも疑問だと首を傾げる水際作戦のドラマを演出するなど、それがあざとい分だけ、民衆は権力への傾斜を強めるのである。
「テポドンと豚インフルで票かせぎ」これも川柳コーナーの傑作である。

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1 コメント

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中田市長の行方 (高橋 正忠)
2009-05-12 20:19:40
中田市長は当夜行方不明だったそうです
長が行方不明 それも連絡が取れないという事は
どんなものか 民間会社の社長はこんな事ありません
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