去年から今年にかけ、リサイクル資源の価格は市況に翻弄(ほんろう)されっぱなしだった。まず昨年、北京オリンピックが常軌を逸する資源特需を日本にもたらし、自動車、電機業界は過去最大の利益を計上した。だが副産物として鉄・非鉄金属が異常に値上がりし、ガードレールやマンホールまで盗まれるという事件が全国に頻発した。
. . . 本文を読む
先週、10月6日の最高裁確定で、70年代から連綿と続いてきたいわゆる5社談合に一定のケリがついた。彼らは鉄の団結で裁判闘争に臨んできたが、すんなり罪を認めたメーカーと往生際の悪いメーカーとに分裂している。
. . . 本文を読む