2004年、いまから7年前の週刊金曜日に鎌田慧氏が「原発社会の虚構」という1ページのコラムを書いている。まるで3・11以後をいい当てたような名文だ。 . . . 本文を読む
20年も前、タイのバンコクで不思議な光景をみた。何人もの物乞いが駅や街頭に立っている。彼ら、彼女らが持つ容器(山頭火風にいえば鉄鉢)に通行人が金を入れても黙って立っているだけである。絶対に頭は下げない。施しに対する感謝はないのか。
. . . 本文を読む
前回、原発事故が起こる背景を三つに整理してみた。第一に細かな事故の軽視とその積み重ね、第二に事故の原因はハイテク部分ではなくもっと低レベルのところにある、第三にあまりにもナーバスな原発の技術そのものに事故の萌芽があった、の三点である。
. . . 本文を読む
4月5日の毎日新聞に珍しく緑風出版の広告が載った。中身はここへきて急に評判となった「低線量内部被曝の脅威」(ジェィ・スーティン・グールド著)である。注)
5,460円と値段も凄いが、問い合わせが引きも切らないという。貧乏な同社のことだから広告の字数をギュウギュウ詰めに詰め、原子力情報室の西尾漠氏の名著「なぜ脱原発か」ほか3冊をビッシリ併載していた。
. . . 本文を読む