読者の方からご質問をいただきましたので、あまりすっきりしたものではありませんが、考えられることを書いてみます。
質問は次の2点でした。
①魂というのはすぐに霊界に行くものなのか。それともしばらくこの世界に留まっているのか。
②魂は守護霊として霊自身の意志で居続けることも可能なのか。
死後の魂のたどる道は非常に多様で、ひとつの決まったルートがあるとは言えないようです。
多様な情報から私の理解しているところをまとめると、標準的には、次のような感じになるのではないかと思います。
①肉体から離脱する――この時、現界を観察したり生者に働きかけたりすることもある。
②移行プロセスに入る――マイヤーズは「冥界ないし中間境」と言っています。肉体に近い霊体(統一体)が解体し、記憶や思いが一時的に乱舞するので、しばしば不快を感じるようです。
③霊界へ入る――霊の世界も様々で、非常に低い境域へ行く魂もいれば、すぐに「標準的な死後世界=幻想界」へ行く魂もあるようです。もちろん進化した魂は少し高い領域に行くのでしょう。
④そこで一定の体験を経た後、再生プロセスに向かうか、「さらに高い霊界=形相界」へ移行するプロセス(それもある意味では死)に入る。
で、この世に働きかける霊にもいろいろとあるようで、強い思いを残しているために①の段階にとどまり続けて心霊現象を起こしたりする場合があります。これが「浮遊霊」「未浄化霊」で、霊障や悪霊憑依がこうした霊によって起こされる場合も多いようです。苦しみを訴えたり、生者に同じ苦しみを味わわせようとしたりもするわけです。ただ、中には、それほどの執着はないけれども、別れの前に(いわゆる49日の「中有」の間くらい)、親しい親族や友人にさりげないサインを残していこうとするといったケースもあります。(前に紹介した2ちゃんねるの「幽霊だけど質問ある?」はこの中間のケースかもしれませんw)
また、③の段階で生者への強い執着があったり、低次欲求を捨てきれない魂は、「現世に非常に近い低次霊界(神道で言う幽界)」に留まり、そこから現界へ「欲望満足の代償」の働きかけをします。これも霊障や憑霊という現象になります。酒場や色町にたむろして、人を悪の道に陥れたりもするわけです。こうした低次霊界は「地獄」とも言えるのかもしれませんが、私はあまり詳しく知ったり述べたりはしたくありません。
そうではなく、標準的な霊界=幻想界に進んだ魂は、通常、現界のことは忘れるものです。しかしながら、何らかの理由があって(同じグループに所属した魂がまだ現界に生きているとか、前世からの諸因縁がある魂がいるとかいう場合)、特定の生者に働きかけるケースもあるようです。この前ブログに載せた「死を超えた愛」のお話はそういったケースでしょう。
また、標準的な霊界にいて、自らの「魂の学び」のために、一定の場所や組織に対して、奉仕といった活動をする場合もあるようです(しばしば高級霊の指導のもとになされるようです。インペレーターの下で物質的心霊現象を起こした霊はその典型です)。こういう場合は自らの個人名を名乗ることはないでしょう。(やはりブログに載せた「産院の守護霊」などはこのタイプかもしれません。)
④で形相界へ進んだ魂も、現界に影響を及ぼす場合があります。芸術家にインスピレーションを与えたり、特定の信者集団に支援をしたり、といったケースです。スピリチュアリズムの霊信を送ってくれた高級霊も、慈愛の心から、様々な苦労――霊団の組織や霊媒の養成など――をして、「霊的真実」を人類に与えようとしてくれたわけです。マイヤーズ霊も、形相界のかなり高い境域から、人類教化のために、そして特にスピリチュアリズムをより哲学的に精緻なものにするために、「自らを低めて」通信に来たと言っていますし、私はそれを真実だと思っています。観音霊団とかで、霊的治療(気づき)を与えるために奉仕活動をしている霊もいるでしょう。
ただ、霊の世界はこの世界以上に複雑多様で、死者霊のたどるルートも様々でしょうから、「これが標準です」というのはなかなか言えない。また「死者からの情報」もあくまでその死者の知りうる
範囲のものであって、広く網羅できないことが多いと思います。上記はあくまで一つの大まかな捉え方に過ぎません。
* * *
この世もけっこう広くて様々な境域がありますけれども、霊の世界はもっと広く多様でしょう(物質的な拘束も徐々に少なくなっていきますから)。その広大な世界を一望する「地図」は、なかなかないようです。高い霊界・低い霊界という見方は一般的ですが、それをいくつの階層に分けるとかとなると、霊信によって分け方が様々で、中には「はっきりと区切られた階層などはない」とする霊信もあります。
「あの世からのリポート」とされる霊信はけっこうあります。有名どころでは、オーウェンの『ベールの彼方の生活』(全4巻)とか、カルデック『天国と地獄』とか、ランダル『500に及ぶあの世からの現地報告』といったものが挙げられるでしょうか。マイケル・ニュートンの“中間生”報告もあります。
そうしたレポートは、非常に具体的で面白かったり、首をかしげるところあったり、実に様々です。広い世界にはそうした境域や体験もあるのだろうと思います。
けれども、マイヤーズ通信の言うように、それはだいたい、まだ生まれ変わりをする魂の多い、あまり高次の霊界からのものではなく、この世の大元になっているような高級霊界=形相界からのレポートはほとんどないのではないかと思われます(あったとしてもなかなか言葉では表現できないでしょう)。だから、霊界全体の地図――少なくともこの世に比較的近い境域の構造――を見通すことはできない。
たとえば、日本人が何人もアメリカへ行って、その場所で体験したことをレポートしても、南部のド田舎へ行った人と、東部の政治・経済の中心へ行った人とでは、まったく違った国のようなレポートになるでしょう。その人の思想や趣味や生活レベルによっても、がらりと変わるでしょう。
そうしたレポートは、確かにアメリカ・レポートではあるでしょうけれども、そうしたものを積み重ねても、アメリカ全体はわからない。アメリカ全体の像をおぼろげにわかるためには、アメリカ全体を何とかわからせようという意図を持った優秀な知性が、様々なデータと、抽象化や理論化を駆使して、初めて可能になる。しかも、その抽象化や理論化は、細部を切り捨てたり、いささか無理があったり、そして当然当事者の色眼鏡が入ったりする。極論すれば「真実のアメリカ」はどこにもないわけです。
ましてや広大な霊界です。その真実はもとより、はっきりした地図さえ、わかる魂は少ない。そして、それはわれわれ現界の者には理解できないだろうし、理解する必要もない。ただ、魂が永遠の成長を続けるプロセスが、そこに拡がっているのだとわかればいい。
その意味で、マイヤーズ通信の「現界-幻想界-形相界-火焔界-光明界-彼岸」というモデルは、非常に意義あるものではないかと思います。違った見解を持つ霊もいるでしょうし、そのモデルでは説明のできない現象は多々あるでしょうが、私たちの魂がどのような方向で成長していくかを示す、よい指標になっているように思います。
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人が眠りに落ちる度に、自己意識が肉体からアストラル体へ移動します。
その経験は起床時に、夢という形で肉体脳に受信されて、記憶して認知しているのです。
肉眼で気が見える人なら、自己意識体のエーテル質が見えるようになるでしょう。
皮膚感覚が電磁波を捉えて映像化してるだけなので、肉体で天国の影が観察できることになります。
この現象は視覚化でも可能で、手の上にイメージ林檎を作り、一分間想像を維持し続けるだけで、肉体の手にエーテル質のイメージ林檎の影が、しばらく維持されます。
人が亡くなると、睡眠時のように自己意識が肉体から離れます。
ただ、物質肉体の生命力がない場合、魂が肉体から離れっぱなしになり、一番低い層のアストラル世界へ行きっぱなしになります。
地縛霊は地上付近に、天界に行くというのは電離層にという感じです。
これが、死後直後の人間が最初に向かう集合意識世界です。
その後は、低層アストラルから抜け出し、各自の信仰(無意識の想像世界)のとおりの世界へと向かうのです。
間違えてほしくない点は、自己意識は好きなアストラル世界へ意識を投影出来るし、物質界へも戻れることです。
ただし、仙人や聖者のように物質界に肉体を具現化出来なければ、物質界に白や赤の残像しか残せません。
五感もあるし、過去や少し先の未来も見えるけど、物質界では何も行使できない状態です。
この残像も、エーテル質が環境的に濃い条件や近い気質の霊媒がいないと残せません。
これが、トンネルやパワースポット付近で写るオーブです。
物質界で思考や感情もなく自己意識の投影物(エーテル質)を維持するのは難しいので、目的意識がない人はアストラル世界へ自己意識の比重が急激に移っていき、現世の興味を忘れます。
霊媒質の人や霊能力でなければ、お札も念仏も関係ないので、天国を意識する必要はありません。
念仏や音が肉体エーテル質濃度に影響を与える事や、観想瞑想は自己のアストラル体を強化するという影響はありますが。
重要なのは、日頃から暗い事を考えないようにすること。
無意識まで暗い世界モードが侵入すると、兆しとして悪夢のアストラル世界へ行くことになります。
悪夢を維持すると運気が下がり、肉体崩御時には悪夢世界へ行くようになるので気をつけてください。
もう一つ、アストラル世界は無意識の集合世界思想ワールドなので、生者時に他人から恨まれる等の負の念を溜めてると、崩御後に、自己意識が強制教育世界へ飛ばされるので注意してください。
前向き思考で、暗い物事は忘れて避けるように、クヨクヨしないで、他人に感謝されなくても良いので、恨まれないような姿勢で人生を楽しみましょう。