4日の日曜は福島栃木県境の男鹿岳に登りました。週末に来た寒波で新雪が積もっていました。今年初めての雪です。
男鹿岳は栃木県側からでも福島県側からでも延々と林道歩きがあります。道の無い薮山ですが、ルートははっきりしていて薮山としては簡単な部類ですが、新雪には手こずりました。福島側の南会津町（旧田島町）の栗生沢の奥から栃木県側に抜ける林道の県境、大川峠から薮のピストンです。林道はほぼ崩壊して歩くのも危なっかしい廃道の状態でした。
ネマガリダケの単一薮で、薮はそれ程でも無いです。マーキングが沢山あるのでそれを拾っていけば良い程度の薮山でした。雪が無ければ楽勝の山でしたがルートは新雪に埋まり、結構難儀しました。山頂付近のシラビソは雪でクリスマスツリーの様できれいです。雪は10cmくらいですが、吹き溜まりは20cmはあります。吹き付ける風で、木には風の反対側に10cm以上も雪の尾ができています。それだけ風が強かったということです。朝はまだ山頂部に雪雲が被っていました。昼近くなって晴れてきました。木の上からぼとぼとと雪が落ちてきます。
結局、往復9時間半かかりました。雪でプラス1時間というところでしょうか。思わぬ雪景色で、秋も終わりですね。
中国の情勢はどうですか？対中貿易は厳しい時ですね。
ところで、新雪の量は大したことなかったですが、笹に載った雪が、かき分けると笹が起き上がって身体につき融けてびっしょりになります。ひどい状況でした。笹は雪が10cmでも重みで寝てしまいます。詳しくは記録に書きますが、参りました。
男鹿岳は分水嶺ですし、表裏の気候の境目にある山です。冬型になると雪がただ降るだけでなくて吹きつけが凄いのでしょうね。木々の枝は、風向きの反対側に長く雪が付着していました。栗石山附近のオオシラビソは蔵王のモンスターみたいになっていました。すごっ。
大川林道は完全に廃道です。もう復旧は無理でしょう。
城郭朝日に登った時の倉谷林道みたいでした。