Cosmos Factory

伊那谷の境界域から見えること、思ったことを遺します

牛乳の中を泳ぐモロコ

2005-10-24 08:11:26 | 自然から学ぶ
 日曜日に妻の家の裏のため池を干した。一年に一度の管理の日である。10年ほど前までは、ツボ(タニシ)を採る日ということで、「ツボトリ」といったが、ため池を少し改修してからツボが大きくならず、採って食べるということはここ何年もしていない。だから自然と「ツボトリ」とは言わなくなった。そのかわり、池に生息する魚を採って食べるのである。メダカが多いため池であるが、今年はメダカが減ってモロコが増えていた。モロコが増えたことで、メダカを食べてしまって減ったのではないかといっている。そんなこともあって、今年はモロコをたくさん採って、関係者で分けた。
 煮ようとして洗ってザルに入れてしばらく置いておき、煮たわけであるが、妻が台の上にあった甥が飲みかけた牛乳の入ったコップの中で泳いでいるモロコを見つけた。どうも煮る寸前のザルから飛び跳ねてコップに入ったのではないかという。ザルからコップまでは、そこそこのジャンプでは移動できない。よほど煮られるのが嫌だったのだろう。そんなことで、妻は、牛乳の中を泳いでいたモロコを洗って、ため池まで行って返してあげたという。命拾いをしたモロコの事件であった。
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