Cosmos Factory

伊那谷の境界域から見えること、思ったことを遺します

不思議な雪の降り方

2022-12-19 23:32:56 | 自然から学ぶ

 安曇野市であった会議に向かう往路で辰野パーキングに立ち寄った際に、駐車場が圧雪状態でツルツルであったと記憶するが、周囲が大雪だったという印象は持たなかった。注意力に欠けていたと言えばその通りだが、ボーッとしていたとも言える。会議に集まった方たちも「雪が降らなくてよかった」程度に捉えていて、我が家の辺りでは「薄っすら雪が積もっていた」は意外な印象に捉えられていた。

 復路は塩尻インターから善知鳥峠越で帰った。善知鳥峠を登っているうちは何とも思わず、峠を越えて小野のあたりも「雪が多い」などという印象は全くなかった。ところがだ、川島あたりを過ぎて間もなく辰野というあたりから一変した。雪が多いのだ。おそらく朝方は路面が圧雪状態のところもあっのでは、と思うほどの雪である。峠の上より雪が多いという違和感のある光景。朝方には積雪で15センチくらいあっのではないかと思うほど、家々の屋根にはもちろん、周囲にも積もっている。この光景は辰野を過ぎるとふたたび一変した。もちろん安曇野のあたりのようにまったく雪がないという世界ではないが、やはり薄っすら程度であったという感じだ。

 この日、先ごろも触れた通り、安曇野でも西山つけの方へ向かう予定だったので、権兵衛トンネル越えも考えていた。しかし、家を出る時間が予定より遅くなったため、最初からそのルートは諦めていた。高速道路に隣接していないと、もしもの時調整が効かない。国道153号に沿って北上なら、「間に合わなければ高速へ入る」という選択ができるが、近くに高速が無ければその選択肢が消える。選択肢としては補完的に確保しておきたいもの。したがって最初から高速に入り、北上する途中で時間をみながら一般道に下りるつもりだった。そして辰野町にある伊北インターあたりに差し掛かって「下りるか下りまいか」と悩んだ末にそのまま高速を走ることに。ということで辰野パーキングに立ち寄ったわけだ。まったく辰野町内の雪の状態など想像もしていなかった。復路の様子を知って、「下りなくて良かった」とつくづくその選択をしたことに安堵した。おそらく朝方の国道153号は大渋滞だっただろう。常に集合時間ギリギリになってしまって焦る性格のわたしにしては、久しぶりの意外な選択だった。そしてそれが正解であったという例も、久方ぶりだった。それにしても不思議な光景を復路では目の当たりにした。


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