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伊那谷の境界域から見えること、思ったことを遺します

東信の道祖神と五輪塔②

2024-08-01 23:10:34 | 民俗学

東信の道祖神と五輪塔①より

旧望月町春日新町宮之入の道祖神

 

 旧望月町(現佐久市)春日新町に宮之入という集落があり、グーグルマップにも「双体道祖神」と示されている場所がある。ここに双体道祖神があるのだが、前に花が咲いていて、道祖神は隠れている。双体道祖神はかなり摩耗していて、像容は明確には分からない。その道祖神の横に1基は完全に近い五輪塔が、もう一つは完全ではない形の五輪塔1基が並べられている。実は道祖神の背後にも五輪塔の残欠のようなものが転がっていて、道祖神を五輪塔が取り巻いている。集落の中ほど、近くには集会施設もあり、人々の集まる場所に祀られる道祖神。そこに五輪塔が一緒にあるということで、やはりその関係性が気になる例である。

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