Cosmos Factory

伊那谷の境界域から見えること、思ったことを遺します

続 ことしのアサギマダラ

2022-09-30 23:34:16 | 自然から学ぶ

ツマグロヒョウモン

 

蜘蛛の巣にかかりそう

 

 実はツマグロヒョウモンのことは、かつて何度も触れた。最初は平成17年、この日記を始めた年の9月だった。その後何度となく触れたが、近年は皆無だった。もともと近畿以西に見られていたチョウが、今や北上してこのあたりではたくさん飛翔している。ツマグロヒョウモンが最も目立つかもしれない、と思うほど。

 とはいえ、やはり9月に目立つチョウはアサギマダラにほかならない。もちろんその季節に限るが…。

 さて、今日は最後の夏休みを使って草刈をした。合間に今日のアサギマダラの様子をうかがったわけだが、やはりピークは過ぎた感じだが、飛翔数は先ごろ触れた際と同じくらいだろうか。分散しているフジバカマだから正確にその数は数えられなかったが、全部で10頭くらいだろうか。その中に羽が欠けている個体があった。それたでいて人懐っこい感じで、なぜ羽を欠いてしまったかはわからないが、元気に飛んでいて安堵。今年はいまだにマーキングされた個体は、我が家にはやってきていない。先日妻は宮田村の「アサギマダラの里」の様子をうかがったようだが、マーキングされた個体ばかりだったよう。その理由はここにやってきた個体にマーキングしまくっているからのよう。マーキングされていても天敵に見つかるようなことはないというが、そうはいっても人の手に触れられねことが多くなるわけで、その負担は少なからずあるだろう。人間だって不愉快だから、チョウだってストレスがたまるんじゃなかろうか、などと思うがそれは人間が思うだけのことかもしれないが…。

 そろそろ今年のアサギマダラも最後になるかもしれないが、宮田村への飛翔数がホームページで紹介されている。今年最多は9月21日の656という。「すごい」と思うが、けっこう日によって異なるようだ。なぜこんなに違うのか、昨日やってきたチョウは、もう今日はやってこないのか。


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