Cosmos Factory

伊那谷の境界域から見えること、思ったことを遺します

高速バス座席指定の謎

2022-06-14 23:26:01 | つぶやき

 朝6時過ぎに家を出て、午後8時過ぎに家に帰るまで、すっどマスクを掛けていた。新型コロナウイルス感染症によって感染防止のためにマスクを掛けるのが当たり前になったわけであるが、今日は、これまでで最も1日あたりマスクを掛けていた時間が長かった日だろう。ふだんは車で通勤してるから、その途中でマスクを掛けることはない。会社に行っても、周囲2メートル以内に同僚はいない。したがってそれほどマスクに対して気を遣っていなかった。し、現場に出れば状況によっては外していた。なぜこれほど長い時間、ほぼ外すことなく1日を過ごしたかと言えば、「東京」行きだったからである。往復の4時間近くは高速バスの中。もちろん東京だから、周囲にはたくさんの人がいる。そこにはマスクを外せない環境がある。そう考えると、地方で人もめくに歩いていないのに、外でマスクをしていることに何の意味があるのか、などと思う。時には野で一人で作業をしていてもマスクを掛ける人は、珍しくない。

 東京行きは3年前の6月5日以来のこと。もちろん当時は新型コロナウイルスなどというものとは無縁だった。その際にも東京へを記しており、さらに1年前にも高速バスの難点を記した。しかしながら、ここ2年はコロナのせいで実施されなかった。高速バスに乗るのも、コロナ感染時代に入って初めてである。一時はバスが敬遠されたのだろうが、今は感染対策をしていれば心配はないのだろう。とはいえ、あらためて乗ってみると、乗客の数はかつてのところまで戻っていない。そもそもいまもって休便となっているものがあり、もとの姿に戻るにはまだ時間がかかりそうだ。そうしたなか、この空いている状況でありながら、あえて密になるような座席指定に、乗ってみて違和感を覚えたわけである。

 今回の「東京行き」は乗車場所の異なる仕事のお付き合いのあるお客さん方と、わたし合わせて5名での行程であった。5名なのでダブルシート2席で4人となり、一人は溢れる形となる。乗車券を購入する際に窓口の方に、「お一人ずつ別シートにしますか」という問いを受けたが、予約の状況によっては見知らぬ方が相席になる可能性もあり、ダブルシートに2人ずつ2席をとり、一人はそこに隣接する通路側の席を購入した。通常通路を挟んで4席並びになるから、進行方向に向かって左からA、B、C、Dとなる。取得した席は前より2C、2Dと、その後ろ3C、3Dであり、溢れた一人に窓口の方は3Bを選択してくれた。取得した当時、3Aは空席であった(ネット予約の空席状況で確認した)。帰りのバスもまったく同じシートを取得したが、もちろん帰りのバスも取得時3Aは空席だった。前日にネット上で空席状況を確認すると、往路のバスの空席は4席、3Aは埋まっていた。復路についても3Aは埋まっていたが、往路にくらべると空席が目立ち、11席ほどまだ空いていた。その中には、まだ4席全て空席の列が2列あり、さらに窓側の席がもうひとつ空いていた。その時点でなぜ3Aがあえて埋まっているのか疑問を抱いたものである。予約状況から見ると、前からと後ろから席を埋めていき、真ん中の席が空いているという状況は往復とも同様で、別の便もうかがってみると、同じような席取りがうかがえた。

 実際今日バスに乗車してみてわかったことは、往路はほぼ窓際の席が埋まっていたが、復路は34席中13人ほどしか乗客はいなかった。ようはすべての乗客が窓際に席をとっても、まだ窓際の席に空席が出るほど空いていたということである。にもかかわらず、復路のバスの3Aには乗客がいた。ようは溢れた3Bの席にわたしは座ったのだが、隣に見知らぬ男性が往路、復路ともに座ったのである。復路については周囲が明らかに空席だったため、わたしが移動したが、それにしてもこれほど空席があるにもかかわらず、予約時になぜ見知らぬ人が座るように席を選択していくのか、窓口で対応されるオペレーターに取得上の原則があるのか、それともないのか、違和感を覚えたわけである。今どきはネット上で席を自由に指定できるわけで、あえて隣に見知らぬ人が座る席を取得する人がいるのかどうか…。普通に考えればそのような選択をする人は、とりわけころな禍ではいないと思うのだが、「人はいろいろだからわからない」。


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