昭和61年4月14日撮影
昭和61年4月14日は月曜日平日、飯島町本郷の春祭りの宵祭りを訪れている。現在は4月の土日開催となっているが、当時はまだ決められた日に祭典が行われていた。わたしの記録にはいつ行ったのか明確に記録がないのだが、それは写真も数枚しか撮影していないため、そもそもネガに記録が記入してない。他の主たる写真撮影地と日付が書き込まれている。そのネガをスキャナーで読み取ってみたら「あった」というわけだ。では、なぜ14日と解ったのか。かつて4月14日が宵祭りであったことはわかっている。そしてこの年の秋祭りは、9月30日に行われている。ようは秋祭りが平日であるということは、春祭りも平日だったといえる。
春も秋も、宵祭りに獅子舞が舞われる。そして亡くなった父はその獅子舞の笛を担っていた。この獅子舞の起源については明確ではないようで、『本郷村誌』(平成9年 本郷区誌刊行委員会)には「明治五年から記載されている「若者行事記」や明示三○年代の青年会日誌等を見ても祭に獅子舞という記載がない。しかし色紙二○枚買ったとか、明治二○年には、戸長役場から若者連へ、屋台車の「車税」を差し出すようにという、通達があったことが記されているから、そのころから獅子舞や「ひょっとこ踊り」がなされていたのであろう」と書かれている。
本郷の獅子も屋台獅子である。七久保から伝わったという。「ひょっとこ踊り」は獅子招きの踊りで、女装の若者が扇を持って音曲に合わせて獅子を招く。
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