Cosmos Factory

伊那谷の境界域から見えること、思ったことを遺します

世の中に安全運転はない

2007-02-18 09:38:58 | ひとから学ぶ
 危険な道、高速道路の通勤時間帯のことは今までにも触れた。交通量が多い上に、大型車もそこそこ走っている夕方は、暗さも手伝って危険いっぱいである。このごろはあまりスピードを出さないでいるが、一度追い越し車線に出ると、いつ走行車線に戻るかで迷うときがある。とくにスピードを落としていると、よけいにそう思うのだ。心理的なことを考えると、安全運転が必ずしもどういう運転なのかは明確にいえない。このケースをもう少し詳しく検証してみよう。通勤時間帯の場合、走行車線は、ほとんど車がつながっている。時おり車間が100メートル以上空いていることもあるが、その際に走行車線に戻るかどうかは、追越車線上のスピードにもよる。例えば走行車線を90キロ程度で走っている。どうしても遅い車がいるから、追越車線が空けば、追い越しに入る。ところが、100キロ超に加速したとしても、のんきに走っていると後続があっという間に迫ってくることはよくある。そういうケースは後ろを気にしていない人はどうでもよいかもしれないが、後ろから迫られることによる危険性を回避したいと後ろを認識している者には避けたいケースである。だから、ある程度スピードをあげる。すると、少し空いている走行車線に入るためにブレーキまでかけることはなくとも、かなりアクセルを戻すこととなる。そうした出入りの激しい運転は、疲れることとなる。その延長線に危険を伴う空間が生まれるわけだ。

 まったく走行車線に入ろうとせずに、追越車線を100キロ以下で走っている車もかなりいる。そんな状況だから左側から抜こうとする車も多い。走行車線から、いきなり右へ移動する車もいる。走行車線が必ずしも安全ではないことはよく解る。これはわたしの感覚ではあるが、追越車線をそこそこのスピードで走り続け、走行車線の車をよく観察しながら走ることが最も安全である。よく観察しすぎると疲れるから、まず車間が詰まっている場合は、走行車線に出てくる可能性があるから躊躇せずに一気に抜き去る。とくに大型車の場合はいきなり追越車線に移動することがあるから、とくに気をつける。

 と、まあそんな具合がベストかもしれない。もちろん交通量に合わせた安全な空間があることは言うまでもない。

 さて、危険なのは高速ばかりではない。一般道で気をつけるのは、他人の嫌がらせに会わないことだ。前に車がつながっているのに、後続車が接近してくる場合は、まずさらに前車との車間をとることだ。よほどそれが頭にきている後続車は、車間が空いているから抜いていくだろう。車間をとっていなくて、後ろから煽られるほど、生きたここちのしないことはない。また、前車に対しても、信号で止まる際に、どのポジションに車を止めるかで、運が悪いと前車から怒鳴り込まれることもある。そんな経験を何度もしただけに、そのポジションをさまざまに試してみるのがわたしの趣味である。ちなみに、そんな試みをするのなら、長野県内なら「飯田」に限る。それほど危ない運転者が多い。これもまたわたしの長年の経験である。
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