酒と鉄道の日々

大好きな酒と趣味の鉄道の話題を絡め、時評・四方山話に酔うコーナー。

紅葉に高揚

2008-09-30 14:34:50 | Weblog
 今年も早や10月。もう半月もすれば秋田の山は紅葉が始まる。

 先日、山際の道路を駆けていたら、何気に黄葉の走りが見られたので、早速撮影してみた。
 無論、赤や黄色の色づきはホンの少しだけなのだが、それでも秋の山というか、丘というか、雰囲気は感じられるものである。

 そして、向こうには、二本の樹木がすっくと立ち、(複数ではあるが)孤高のいでたちではある。

 目の前の風景は、半月すれば紅葉に染まり、さらにもうヒト月たてば、枯れ葉のうえに白いモノが舞い始める。

 毎年のことながら 秋を迎えた山や丘は、足早に季節を紡いでいく。
 白い季節も、そう遠いことではないのか。

 アレ? 珍しく感傷的になってるのかな?

 紅葉狩りの季節はまた、酒がウマい時期でもあるってことを記したかっただけなのですよ。失礼。

鉄ドルのフィギィア

2008-09-30 13:52:37 | Weblog
 決して私の趣味ではないのだが、昨日、鉄仲間のOさんからプレゼントが届いた。あまりにも突然だったので驚いたのだが----
宅配された箱には「精密部品」と記されているし、ナンなんだいったい?

 おもむろに開封してみると、中身はフィギィア。
それも、鉄道アイドルとして著名な、「ゆゆ」こと木村裕子嬢だった。

 豊岡真澄嬢と並んで鉄道アイドル(俗に「鉄ドル」という)として活躍中で、いわゆる「追っかけ」を従えた、堂々たる人気者なのだ。

 昨秋、秋田内陸線フォーラムでご一緒したことがあったのだが、とってもキュートで、元気な娘だったことを覚えている。この2月にも、内陸線応援列車にやってきてくれていて、それ自体はありがたいのだが、彼女のフィギィアが発売されていたことなんか、ちーっとも知らんかったし、Oさんがこのテの趣味があったことも初めて知った。

 いずれ、Oさんには御礼を申し上げるけれども、やっぱ、あんまり趣味じゃないみたいですよ。Oさんも、どうぞほどほどに。

 

あきれた大臣が居たものだ

2008-09-28 11:04:22 | Weblog
 中山とかいうオッサンが、大臣という意識もプライドもなく、放言・暴言三昧。
イワク、「日教組が戦後教育をダメにした」「成田空港反対闘争は、ごね得」ウンヌン  アホらしくて記する気にもならん。で、結局、閣僚を辞職するんだってさ。
 
 いったい、戦後教育が間違っていたというなら、それは、紛れもなく自民党政権下の教育が間違っていたことになる。自分たちのことをタナにあげて、ヒトのせいにするんじゃない。

 許せないのは「日教組は解体する」「民主党も解体せねばならない」との発言だ。これは憲法が保障する結社の自由を否定するものであり、引いては憲法否定に繋がる思想・信条だ。

 公私の判別をわきまえていないとか、そんなレベルではないのだ。辞職させずに罷免すべきだったろう。

 こんなオッサン、閣僚はおろか、議員辞職すべきだ。つくづく思うのだが、こんな体たらくな議員を、選挙民たる国民サイドで罷免させる機会と方途がないという事実。次の選挙で不信任すればいいのだが、おおむね、地元の選挙区ではまともな判断はされないのが常。
 公職選挙法で、不良議員の罷免手続きを明文化すべきだ。

 このオッサン、例の北朝鮮拉致問題で著名の中山女史の夫君なんだったてね。
こんなダンナをもって、苦労したんだろうな。
 にしても、政界といえども夫婦・兄弟・親子が同時期に国会議員として籍を置くこと自体、尋常とはいえまい。

 「職場結婚」は許すとして、その場合は、どちらかは議員辞職するのが至当であろう。

 こんなオソマツなオッサンを大臣にしたのは、どこのどいつだ?
 責任者、出てこーい!

<掲出写真 良く分かる解説>山形県境に近い、JR奥羽線・院内駅は秋田県最南端の駅である。徳川の治世から銀山として栄え、駅舎自体が鉱山博物館となっている。院内銀山には明治天皇も訪れていて、その名も御幸抗として立派なカンバンが添えられている。

常時携帯カメラ

2008-09-27 10:24:44 | Weblog
 いわゆるケイタイ、つまりは携帯電話は四六時中手放せないモノになっているが、多機能化がすすみ、カメラ機能なんて、至極当たり前のものになっている。

 が、写真をやる者としては、ケイタイの画像はあくまでもメモ代わり。

 一眼レフは重く大きいので、いつでもどこでもケイタイ っつうわけにもいかないし、なにしろ、使わない時のカメラほど邪魔くさいものはない。

 で、常時携行しうるカメラとして、古くはピッカリコニカから諸々、肩にかけたり首にぶら下げたりしてきた。
 
 本当は、どうしても欲しいカメラがあった。
 その名は、ライツミノルタ。聴くところによると、ライカのパテントなのだが、製造自体は日本でミノルタカメラが担当したものだそうな。
 数種発売されていたのだが、小型とはいえ「ライカ」。見てくれの良さもあって、発売から四半世紀を経過しているにもかかわらず、中古価格が一向に下がらず、どうかすると6ケタの値段を見かけたりする。

 時すでに、デジタルカメラ全盛期にも拘わらず、である。

 そこで、自らもフィルムカメラが冬眠状態であることに鑑み、当面はコンデジ(コンパクトデジタルカメラ)の中から、嗜好に合ったものを探すことにしていた。

 久しぶりに某カメラ店の中古コーナーをのぞくと、ニコンP5000が目に入った。
 価格は1万数千円で、たまたまサンデスクⅢ・1ギガのSDカードも安売りされていた。

 コンデジは、これまでも数種使用しているが、自分で露出、少なくともシャッタースピードだけは決めたい。希望していないのに勝手に光るストロボも御免こうむりたい。

 このP5000、二代前の機種ながら画素数は1,000万画素だし、露出については、SMAPすなわち、シャッター速度・絞り等、能動的に設定できる。

 小ささ、軽さも適当だし、これなら、いつでもどこでも携行できるし、一眼レフのように仰々しくない。

 鉄道写真は、無論これからも一眼レフを使用するが、近年ハマっている何気ない光景・風景については、このニコンP5000で撮り続けていこうと思っている。

 ブログ仲間のご婦人は、日々の食卓や、出かけた先のお店等、丁寧にカメラで記録され、ご自身のブログにアップなさっておられる。

 そう、何気ない光景・風景こそ、写真の原点だと思うから。

ガッカリしたよ、小泉さん

2008-09-26 10:57:27 | Weblog
 小泉元首相が政界引退を表明した。
 
 小泉劇場と評された、良くも悪くもパフォーマンスに明け暮れた5年余の政権時代が思い出される。自民党をぶっ壊す という威勢のよいワンフレーズ手法は、意外に国民に受けて居たものだった。

 その評価は後代の歴史家に委ねるとするが、「政治家は引き際が大事」として、引退表明もカッコつけたかったわけかな。

 でも、自分の二男を後継者として指名する辺りは、小泉さんといえども、所詮は並みの政治家なのだってコトを露呈する結果になっちゃったね。

 自身3代目だったし、4代目への地盤委譲は当然の成り行きと言うつもりなんだろう。

 でも、選挙民の姿勢も問題なんだよ。
 現役を引退する政治家が指名した後継者を「ああ そうですか」ってばかりに、唯々諾々と支持してしまう この国の民主主義なんて、その程度なのかなぁ。

 法律を改正して、二代続いての同一都道府県からの立候補を制限するよう規制すべきなのだが、その法案を審議するのはダレあろう、政治家諸君だから、実効性は「?」だろうね。

 ここは、郵政選挙の際の小泉さんみたくテーマを絞って「世襲議員どうする選挙」で、国民に信を問うてもらいたいものだ。 

 国民も本来の民主主義のありようについて、もっと自覚しようよ。

<掲出写真 良く分かる解説> 秋田県湯沢市小野地区に聳える「小野小町生誕の地」カンバン。小町って生涯独身だったとされているが、こんな麗人なら、幾代も続けて議員になってほしかった。風光明媚でうまいモノも豊富な湯沢市。まさに「酒はウマイし姉ちゃんはキレイだ」。是非一度、お訪ねくだされ。

ススキが原

2008-09-25 15:11:52 | Weblog
 9月もあと数日。毎年のことながら、夏が終わるや、訪れた秋は足早に去り、気がついたら、もう初冬の候となる。
 
 栄華を誇った緑の草木も、御色直しを終えた順に葉を落としていく季節も近い。

 通りすがりに見つけた丘の中腹は、我が物顔にススキが乱舞していて、さながら「ススキが原」である。

 侘しさや寂しさの例えとして代表格とされるススキだが、その風情は捨てがたく、ファンは意外に多い。特に、詩歌の世界では、ススキ無くして秋は始まらないほどだ。

  山は暮れて野は黄昏の芒かな  蕪 村
  花芒月にさはりし音なるや     虚 子

 写真に撮る場合、逆光に浮かぶススキの美しさといったらない。
そこはかとなく、妖しく光るススキの美は、滅びゆく季節の幻影なのだろうか。

世襲&縁故内閣

2008-09-25 05:57:42 | Weblog
 麻生太郎という、かつての首相・吉田茂を祖父に、忘れられつつある首相・鈴木善幸の娘を嫁にもつ、偉大なる坊ちゃんが、ナンと首相の座に着いた。学習院大学出で、麻生財閥の御曹司でもある。

 自らが読み上げた内閣閣僚名簿。いつもは官房長官が発表しているのに、今回はそうしなかったということは、この人なりに、来たるべき総選挙での厳しさを、一応は感じ取っているからなのだろうか。

 それにしてもメンバーには、どこかで聴いたことの在るような名前ばかりが並んでいる。浜田ナニガシってのは例のハマコウの息子だし、中曽根ってのは例の風見ドリの息子。小渕ナニコに至っては、例の「新しい元号は平成であります」というシーン以外は、ナニをやっていたヒトか思い出せないけれど、一応は首相だった人のご令嬢。

 その他は割愛するが、まぁ、見事なまでの世襲&縁故関係者を集めた内閣だよネェ。

 例によって町行く人たちの評価と言うか、感想が新聞に載っている。
残念ながら、「  であって欲しい」「  期待できない」「ナントカしてください」ってな声ばっかり。
 自分たちの暮らしを委ねる政府に対して、自らの意思を明確にして、総選挙で判断を下すという、民主政治の意識があまりにも希薄で、全ては「ヒトまかせ」。
 この国の住民は、いつになったら自主的な思想・行動ができるのだろうか。

<掲出写真 よく分かる解説> 徳川時代まで、秋田・山形県境に設置されていた、院内関所跡である。「山小屋千軒・下町千軒」と称されたほど銀山が栄えていたことから、その維持のためか、容赦ないほどの誠に厳しい関所だったようだ。
今度の総選挙に当たって、国民が厳しく精査して投票に臨むよう、当時の関所の精神を求めておこう。(ちょっとチガウかな?) 

フォトコンテスト

2008-09-23 10:14:14 | Weblog
 元来、フォトコンテストにはさして興味はなかった。偏屈を気取るつもりはないのだが、写真を撮影した側(カメラマン)の狙い・思い入れなどが、コンテストの主催者(審査員)に理解されるワケがない と頑ななまでに信じていたからだった。

 だから、ジャンルも鉄道に限らず、フォトコンテストなるものにエントリーしたのは、本格的に写真を始めて40年近いのに、ほんの数えるほどしかない。

 ところが、「鉄道写真」が市民権を得たことも手伝ってか、いわゆる鉄道図書発行社の主催でない、「鉄道」をテーマにしたフォトコンテストがたびたび開催されるようになり、何気にチャレンジしてみる機会が増えつつある。

 ことしも、春と夏に二つのコンテストにエントリーしたところ、前者では「わくわく賞」とかいう佳作?に引っかかり、賞状と粗品が届いた。
 
 また、後者については先日、入賞との報があり、賞状はともかく、ナニがもらえるのか楽しみにしているところだ。

 自信があるわけではないのだが、当該コンテストの趣旨に沿うような写真がある場合は、それこそ「当たるも八卦 当たらぬも八卦」の思いで、投稿することにしているのだが、アテにしていないだけに、入賞の報があったときは、ホントにうれしいものだ。

 受賞のランクというよりは、そんな入賞のうれしさこそ、フォトコンテストの醍醐味なのかもしれないね。

<掲出写真 良く分かる解説> 入賞の報ではないが、何事につけ返事があるのはうれしいこと。
 小野小町の生誕地・秋田県湯沢市小野地区には、その名も「御返事」という地名がある。ただし、「おへんじ」ではなく「おぺっち」と読ませる。
 京から生まれ在所に戻った小町を追ってこの地を訪ねた深草少将が、「小町を慕い続けてこの地にやって来た、I LOVE YOU ! 」と恋文を送り、その返事を待って仮住まいしていたことに由来する地名とのコト。歴史のロマンを感じされる地名ではありますね。

戦争映画に感化されてはならない

2008-09-21 08:24:57 | Weblog
 昨年、良くも悪くも話題となった映画「男たちのヤマト」が、TVで放映されるそうな。
 彼の石原都知事が指揮した作品と聞けば、それだけで制作意図は推察できるし、決して観たいとも思わない。
 戦争時代の「栄光」の回顧と、「私」よりも「公」を選んだ男らしい(?)生き様を賞賛することだけが、狙い。もっと言うなら、これをベースに、この国の「戦争アレルギー」を払拭し、あわよくば軍備増強→徴兵制ないしは、国民の思想信条を縛っていこうと言う魂胆が見え見えである。

 サブタイトルが「オレはキミのためにこそ死ににいく」だと。笑っちゃうよね。
当時の兵士たちは、全員が「キミ」イコール「家族」に思いをいたして死んでいったのだ。なにを今更、である。
 ただし、石原さんのいう「キミ」ってのは、まぎれもなく「君」、すなわち天皇のことを指しているのは必定。

 ここ数年来の戦争映画制作・上映には、ある種の恐れを禁じえない。
 本来、映画の倫理を監督指導する立場の映倫も、こと戦争映画の残虐さにはメスを入れた気配もない。

 戦争関連の映画を制作するテマとヒマがあるのなら、当時の暗黒な世相の中にあって、敢然と「戦争反対」を叫んでいた市井の姿を紹介するものを発掘して、発表すべきだろう。

 戦争映画に慣らされて、人が人を殺すという最悪の犯罪が、いかなる理由であれ正当化されつつあるようで背筋が寒い。
 戦争とは、国家権力による殺戮行為の最たるものであることを、強く瞑すべきだ。自分が殺される瞬間をイメージできる方なら、こんな戦争映画なんか、制作しようなんて思いつかないと思うのだが。

<掲出写真 よく分かる解説> 召集令状ではアリマセン、その名も「美人証明書」です。秋田は小野小町の生誕地。湯沢市(スキーで著名な越後湯沢とは別だからね。秋田県湯沢市は秋田美人の本場であり、レッキとした「市」なのだし、越後湯沢は一介の「町」に過ぎないのだからね)の小野地域には、小町が生まれ過ごした旧跡や、彼女を祭った小町堂などの見所が点在している。写真は、絶世の美女と謳われた小町にちなんで、「アナタは美人ですよ」という証明書。同所の道の駅にて、手軽に(?)入手できますよ。 

クールビズって

2008-09-21 05:02:40 | Weblog
 9月もあと少し。秋の田んぼでは稲刈りも始まり、日中は真夏日に近い気温が続いているものの、朝はめっきり涼しくなった。
 定着した感のある「クールビス」とかいう変テコな衣装というか、スタイルもあとわずか。

 ナニが変か? 湿気が高く暑い日本の夏を過ごしやすい服装でいこう という趣旨に、昨今の「クールビズ」は沿っているとは思えないからだ。
 なるほど、ネクタイを外すという点はいいだろう。では、何故に上着も脱がないのか?
本来、上着というか、スーツとネクタイとは表裏一体のもののハズ。それが証拠に、ネクタイをせずにスーツの上着だけを着用している絵はも、なんとも納まりが悪い。

 チョー暑い季節なのだから、上着も取り去るべきなのだ。半袖でも長袖でもいいが、ノーネクタイ・ノースーツでいいではないか。そのほうが、観た眼にも、サッパリして涼しげだろう。

小泉、ではなかった小池さんや野田さんあたりから注進に及ばないことには、日本のオヤジ政治家諸氏には、本来のクールビズにおけるセンスなんか、望むべくもないんだからね。やんなっちゃうよ。