酒と鉄道の日々

大好きな酒と趣味の鉄道の話題を絡め、時評・四方山話に酔うコーナー。

今回だけは 民主党を応援しましょうよ

2009-08-07 19:52:22 | Weblog
 ’55年の、保守合同、換言すれば自由民主党誕生以降、実に様々な疑獄事件が取りざたされて来た。そのいずれもが、普通の民主主義国家なら、ただちに「政権交代」に直結するほどの不祥事だったのに、この国では、なぜか、相も変らず、自民党だか自嘲する民衆党だかが、政権の座に居座り続けてきた。
 結果として、国政は単なるセレモニーと化し、公僕の精神なぞカケラも持ち合わせず、プライドと自己保身こそが全てという、官僚の言うまま気ままの政策作りが継続されてきた。

 国としてのビジョンも無ければ、将来に向けての国民サイドにたった立案もない。とにかく、現状通り、波風は決して立てない。あわよくば、死ぬまで、「国家公務員」としして、国民の税金から給料をくすね続けて安穏を決め込む。

 その間、国民の暮らしが劣化しようが、それは、国民の自助努力の不足のせいであって、国の責任ではないし、今の世の中、すくなくとも「餓死」はするまい---
 国の官僚なんて、所詮、その程度の感覚の持ち主なのだ。

 官僚は国政の事務官にすぎないのだということ。そのことを意識している国民が、はたして何人居るのだろうか。

 いまこそ、政権交代によって、この国の、いわば「生き様」が、国民目線で、大きく変わるのだということを、有権者は考えるべきなのだ。

 今は、100パーセント体制側に取りこまれて見る影もないが、あの高市早苗女史でさえ、若き日には、燃えるような情熱で「アズ ア タックスペイヤー(納税者の視線)」と題した本を上梓している。目の前にある、この本の著者近撮の、当時の彼女は、キラキラかがやいているのだが。

 とにかく、政権を代えよう。

 ナーニ、ダメだったら、また元に戻せばいいんだ。なんにも、難しいことではないし、心配無用。世界中、どこの国でも、当たり前に行われている「政権交代」が、日本でできないわけはないのだから。

 

自民党にこだわる「若年寄」たち

2009-08-06 06:15:27 | Weblog
 6日付の朝日新聞、’09総選挙特集記事に「ロスジェネの挑戦」と題して、バブル崩壊後の就職氷河期に社会に出た「ロストジェネレーション」のカリスマが、この総選挙に立つ っつう記事があった。

 北海道1区のHクンと三重2区のSクン。

 Hくんは「YOSAKOIソーラン祭り」を企画、「元気を作るため」に政治家を志すという。
 一方のSくん、元は経済産業省のキャリアなんだと。

 この二人の選挙戦での様々な仕掛けや心意気がルポされていたのだが、読後感として、きわめて素朴な疑問が湧いた。そんな意識を持った[若者]が、それならば、ナゼ、自民党から出馬するのだろうか。

 どんな理屈を並べてみても、「寄らば大樹のかげ」としか、私には思えない。
 「若さ」「チャレンジ」を売りにするなら、少なくとも「旧態依然」に加えて、手アカと埃にまみれた自民党からだけは、出馬すべきではなかろう。

 笑っちゃうよね。
 若者ぶってはみても、所詮は、体制側に居たい、与したいという、おおよそ「若者」らしくない「打算の持ち主」にすぎないんだからね。

 キミたちは「若者」ではない。キミたちは既に「若年寄」なのだよ。

結局は置いてけぼり

2009-08-05 08:50:15 | Weblog
 クリントン元米国大統領が急きょ、北朝鮮を訪問。ヤクザなとっちゃん坊や・金正日とも会談した模様。
 そもそもは、米国籍の二女性記者救出のために、派遣されたものらしいが、流石は米国だよね、手回しがいいやね。

 どういう名目であれ、米朝直接対話が実現できたのだから、ヤクザなとっちゃん坊やは大満足だろうし、ウプで世間知らずの北朝鮮国民は大いにプライドを高揚させたことだろう、気の毒なこった。

 にしても、日本の立場はどうなるのだろうか。

 北朝鮮が真正面から「仇敵」と位置付けられている日本に対して、米国は本気で対処する気、アリやナシや。

 おんなじ民族の韓国に対して、とっちゃん坊やがミサイルを打ち込むとは考えづらい。石油供給等、時刻の生殺与奪を握る中国に対しても、建前はともかく、攻撃は仕掛けないだろう。

 米国とは友達になりたいのだから、将来、大陸間弾道弾が完成したとしても、米国にマジに喧嘩は売るまい。

 「日本核武装」というカードをちらつかせて、先にインドとの調整を終えたなら、米中両国間にクサビを打ち込むことを、真剣に考えないといけない時期に来ているのは間違いないようだ。 
 でもね、日本の外交力で、そんな腹芸できるかな?